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日本切腹中国介錯論 : ウィキペディア日本語版
日本切腹中国介錯論[にほんせっぷくちゅうごくかいしゃくろん]
日本切腹、中国介錯論(にほんせっぷくちゅうごくかいしゃくろん)1935年、中国の社会思想家胡適が唱えた中国外交戦略論。加藤陽子によって広く紹介された。
==背景~胡適の考え方==
北京大学教授であった胡適は、当時次のように考えていた。
*中国は、世界の二大強国となることが明らかになってきたアメリカソ連、この2国の力を借りなければ救われない。日本があれだけ中国に対して思うままにふるまえるのは、アメリカの海軍増強と、ソ連の第二次五カ年計画がいまだ完成していないからである。海軍、陸軍ともに豊かな軍備を持っている日本の勢いを抑止できるのは、アメリカの海軍力とソ連の陸軍力しかない。このことを日本側はよく自覚しているので、この2国のそれぞれの軍備が完成しないうちに、日本は中国に決定的なダメージを与えるために戦争をしかけてくるだろう。つまり、日米戦争や日ソ戦争が始まるより前に日本は中国と戦争を始めるはずだ。
*これまで中国人は、アメリカやソ連が日本と中国の紛争、たとえば、満州事変華北分離工作など、こういったものに干渉してくれることを望んできた。けれどもアメリカもソ連も、自らが日本と敵対するのは損なので、土俵の外で中国が苦しむのを見ているだけだ。ならば、アメリカやソ連を不可避的に日本と中国との紛争に介入させるには、中国が日本との戦争をまずは正面から引き受けて、二、三年間、負け続けることだ。
1935年までの時点では、中国と日本は、実際には、大きな戦闘はしてこなかった。満州事変、第一次上海事変熱河作戦、これらの戦闘はどちらかといえば早く終結してしまう。とくに満州事変では、蒋介石張学良に対して、日本軍の挑発に乗るなといって兵を早く退かせている。しかし、胡適は、これからの中国は絶対に逃げてはダメだという。膨大な犠牲を出してでも中国は戦争を受けて立つべきだ、むしろ中国が先に戦争を起こすぐらいの覚悟をしなければいけない、と。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日本切腹中国介錯論」の詳細全文を読む



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