翻訳と辞書
Words near each other
・ 日本国皇帝
・ 日本国籍
・ 日本国籍取得者
・ 日本国粋会
・ 日本国総理大臣
・ 日本国著作権法
・ 日本国語大辞典
・ 日本国連協会
・ 日本国鉄
・ 日本国防協会
日本国防論
・ 日本国際ギデオン協会
・ 日本国際フォーラム
・ 日本国際ボランティアセンター
・ 日本国際切手展2011
・ 日本国際協力システム
・ 日本国際協力センター
・ 日本国際問題研究所
・ 日本国際工作機械見本市
・ 日本国際工業所有権保護協会


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

日本国防論 : ウィキペディア日本語版
日本国防論[にほんこくぼうろん]
日本国防論」(にほんこくぼうろん)とはドイツ帝国軍人クレメンス・ウィルヘルム・ヤコブ・メッケルによって書かれた、日本国防問題に関する論文である。原剛は本書の執筆時期を1889年1月から3月ごろと推定している〔原剛『明治期国土防衛史』錦正社、2002年、293頁。ISBN 4-7646-0314-4〕。なおこれとは別に、同時代的には民友社の『日本国防論』〔垣田純朗編、1889年。徳富猪一郎が著者であると推定される。〕が有名であった。
==概要==
本書はメッケルが日本の軍事顧問として派遣されている時期にドイツ語で書かれたもので、日本語に翻訳されている。目次としては
#主島すなわち本州九州四国の防御
#保塁
#交通路
#軍及び出帥準備
#北海道の防御
#対馬の防御
から構成されている。
メッケルは「日本が全方位をに囲まれている」という軍事地理学的な環境を踏まえながら、当時の日本の国防に関する諸問題を考察した。日本を攻撃するには基本的に海洋を経由する必要があるので、防御のために海上では沿岸防衛、本州・九州・四国においては対上陸作戦が考えられる。特にメッケルは海戦が重要だとし、「敵は制海権が確立できない限りは決して着上陸を試みない」という見解を示している。ただし日本の海軍力だけでは制海権を完全に保持し続けるのは難しいため、「沿岸部とりわけ敵海軍が進行しうる海峡に火砲を伴う保塁を設置せよ」と提唱している。また陸上兵力の運用についても「日本列島が複数の島から構成されているため、必要な地点に迅速かつ柔軟に兵力を展開するの難しい」と指摘する。そのため日本各地を結ぶ鉄道網の意義を論じており、「鉄道輸送によって、敵が志向する地点に速やかに対上陸作戦のための兵力を展開せよ」と主張している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日本国防論」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.