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日本坂トンネル : ウィキペディア日本語版
日本坂トンネル[にほんざかとんねる]

日本坂トンネル(にほんざかトンネル)では以下のトンネルについて解説する。
#静岡県静岡市駿河区焼津市にまたがる東名高速道路日本坂トンネル
#静岡県静岡市駿河区と焼津市にまたがる東海道新幹線日本坂トンネル
#静岡県静岡市駿河区と焼津市にまたがる国道150号新日本坂トンネル
いずれも、花沢山山頂から西に伸びる尾根を下りた鞍点にある日本坂の峠の下ではなく、花沢山の下を通っている(これらの中では、東名は少し峠寄りのルートである)。
== 東名高速道路 日本坂トンネル ==

東名高速道路日本坂トンネルは、東名高速道路の静岡IC - 日本坂PA間にある。東名高速道路では最も長いトンネルである。また、後述の日本坂トンネル火災事故により広く知られている。
全長2,380m(旧トンネル・上り線左ルート)、2,370m(旧下り線トンネル・上り線右ルート)、2,555m(新トンネル・下り線)。
*上り4車線(左ルート2車線・右ルート2車線)
*下り3車線
開通時は上下ともに2車線ずつのトンネルだったが、静岡 - 焼津間は通勤利用などにより神奈川県内や名古屋市周辺と同等の交通量過多傾向となっており、トンネル付近を先頭とした渋滞が日常的に頻発していた。また休日には10km以上の渋滞となり、大きなボトルネックとなっていた。これを緩和させるために拡幅工事を実施、1998年平成10年)に現在の下りトンネルが開通し、これまでの下りトンネルを上り線に転用した。その結果、上り4車線、下り3車線の7車線に拡大。これにより渋滞がほぼ解消された(行楽期の渋滞は静岡IC付近や大井川焼津藤枝SIC - 吉田IC間などに先頭が転移してしまっているが、2012年新東名高速道路開通に伴い、行楽期の渋滞も解消されつつある)。新トンネル完成に伴い、上り線トンネルの照明も下り線にあわせてナトリウムランプから全面的に蛍光灯に付け替えられた(入口付近では蛍光灯とナトリウムランプを併用)。なお、火災事故(後述)の後にかけられたトンネル内の速度制限も緩和されており(70km/h→80km/h)、車線変更禁止も解除されている。トンネル内はハイウェイラジオのほか、トンネル内再送信としてNHKラジオ第1第2東京局静岡局)、TBSラジオ文化放送ニッポン放送SBSラジオNHK・FM(静岡)K-mixの在静・在京AM各局と在静FM各局が受信できる。
なお、開通時には旧下り線トンネルの静岡側の入口から60mほど手前に小坂トンネル(長さ270m)があったが、旧下り線トンネルを上りに転用する際にこのトンネルを接合させ、転用後は1本のトンネルとなっている。これは、現在の上りトンネルの長さ表示が旧トンネルの長さ表示より長くなっているところからわかる。ちなみに、旧トンネルの長さは上りが2,010m、下りが2,050mだった。
長大トンネルでもあることと後述の事故が発生したことを踏まえ上下線ともにトンネル用信号機が設置され下りはLED式、上りは電球式が使用されている。またトンネル入口のトンネル情報表示器は下りはアーチ型のものが使用され上りは従来の型のものが使用されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日本坂トンネル」の詳細全文を読む



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