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日本型食生活[にほんがたしょくせいかつ] 日本型食生活(にほんがたしょくせいかつ)は、1983年(昭和58年)に農林水産省より提唱された食事スタイルである。当時の日本人の食生活を基礎としたもので、欧米風や中華風の料理も排除されないが、栄養過剰の現在では、動物性脂肪の摂り過ぎは戒められカロリーの低い和食が特に重視されている〔。 == 概要 == 米飯を中心とし汁物および主菜1品と副菜2品から成る一汁三菜を基本とした食事スタイルであり、米飯をベースとすれば、自然にバランスの良い食事ができるとの考えから提案され、多種多様な食品を摂ることが推奨されている〔 日本型食生活のすすめ 農林水産省〕〔ただし、一汁三菜にこだわる必要はなく、ホームページで推奨されている献立例 は、「○汁○菜」という表現からすれば青菜のごまあえは箸休めであり、それなりの惣菜が3品つく一汁三菜とはいえず、実際には質素な食事とされる一汁一菜ともいえる。 〕。1980年(昭和55年)に農政審議会の「80年代の農政の基本方向」で提案されされたものであり、これをうけた農政審議会報告1982年(昭和57年)「80年代の農政の基本方向の推進について」の中で「多様性がありかつ栄養バランスのとれた健康的で豊かな食生活」と定義された。さらに農林水産省は、医学、栄養学などの26名の専門家からなる「食生活懇談会」をもうけ、指針「私達の望ましい食生活 -日本型食生活のあり方を求めて- 」(昭和58年3月17日)を策定して、日本型食生活の普及に努めた 〔第2回食育推進施策に関する有識者会議参考資料2 平成26年7月15日 〕。 近年、ファミリーレストランなどの定食にはこの形式のものが多い。すなわち、目的の料理である主菜にご飯と味噌汁が付き、ミニサラダやおひたしなどの副菜に加え漬物など箸休めの副副菜を添えセットメニューにしたものである。そして、ご飯は白米だけでなく、玄米や雑穀の入った五穀米なども選べるようにし、ヘルシーを売り物にしていることも良くある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本型食生活」の詳細全文を読む
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