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日本基督教団 : ウィキペディア日本語版
日本基督教団[にほんきりすときょうだん]
日本基督教団(にほんキリストきょうだん、通称は「日本キリスト教団」、略称は「教団」、英語名称は「United Church of Christ in Japan」)は、1941年6月24日に日本国内のプロテスタント33教派が「合同」して成立した合同教会であり、公会主義を継承する唯一の団体である〔『キリストこそ我が救い-日本伝道150年の歩み』日本基督教団日本伝道150年記念行事準備委員会〕。
教会・伝道所に関しては''日本基督教団の教会・伝道所一覧''を参照
'日本基督教団の教会・伝道所一覧''を参照
'を参照

== 概要 ==
当時は日中戦争中で、宗教団体への政府の統制を目的とした宗教団体法に基づく政府の強い要請により、1940年10月17日皇紀二千六百年奉祝全国基督教信徒大会における「プロテスタント教派が合同して宣教伝道の任にあたる」という決議に基づき成立している。そのために、戦時中はもっぱら戦時体制に貢献した。
戦後に戦時下の合同をよしとしなかった諸教派・諸教会が分離した後に、改めて平和と和解のために仕える合同教会としての再形成を図るべく「日本基督教団信仰告白1954年)」や日本基督教団総会議長名による「第二次大戦下における日本基督教団の責任についての告白(通称:戦争責任告白)」(1967年)」の制定・発表を通じてその実現を期そうと試みる。
しかしながら、1945年の敗戦により本土と切り離されている沖縄の教会である沖繩キリスト教団との再「合同」(1969年2月25日)やあるいは大阪万博1970年)における万国キリスト教館の出展問題に端を発する「反万博闘争」等を通じてキリスト教会社会的役割を重視するグループ(社会派)とキリスト教会の形成や伝道を重視するグループ(教会派)との対立が深まりいわゆる「教団紛争」と称する状況が現在に至る迄継続している。現在でも 日本基督教団成立の経緯や戦争責任のとらえ方に合同教会に対する考え方にその形成に至る神学、方法論、将来の展望に至る迄派閥的対立が先に立ったが、伝道論の見直しなど新たな執行部による改善が図られつつあるのが現状である。現在、1700余りの教会・伝道所がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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