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『日本書紀』(にほんしょき)は、奈良時代に成立した日本の歴史書。日本に伝存する最古の正史で、六国史の第一にあたる。舎人親王らの撰で、養老4年(720年)に完成した。神代から持統天皇の時代までを扱う。漢文・編年体をとる。全30巻。系図1巻が付属したが失われた。 == 成立過程 == === 日本書紀成立の経緯 === 『古事記』と異なり、『日本書紀』にはその成立の経緯の記載がない。しかし、後に成立した『続日本紀』の記述により成立の経緯を知ることができる。『続日本紀』の養老4年5月癸酉条には、 :「先是一品舎人親王奉勅修日本紀 至是功成奏上 紀卅卷系圖一卷」 とある。その意味は :「以前から、一品舍人親王、天皇の命を受けて『日本紀』の編纂に当たっていたが、この度完成し、紀三十巻と系図一巻を撰上した」 ということである(ここに、『日本書紀』ではなく『日本紀』とあることについては書名を参照)。 また、そもそもの編集開始の出発点は、天武天皇が川島皇子以下12人に対して、「帝紀」と「上古の諸事」の編纂を命じたことにあるとされる〔栄原永遠男『日本の歴史4 天平の時代』集英社、1991年出版、39頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本書紀」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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