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日本航空MD11機乱高下事故 : ウィキペディア日本語版
日本航空MD11機乱高下事故[にほんこうくう]

日本航空MD11機乱高下事故(にほんこうくうMD11きらんこうげじこ)とは、1997年6月8日に発生した航空事故である。機体が突如乱高下したことで搭乗員が負傷した。また別名を日本航空706便事故ともいう。この事故では運輸省が航空事故であると指定したほか、負傷した客室乗務員1名が事故の受傷により、その後死亡した。事故機の機長が業務上過失致死で起訴されたが、2007年に無罪が確定した。
== 事故の概要 ==
1997年6月8日香港啓徳名古屋行きとして運航されていた、日本航空706便MD-11型機(機体記号JA8580、愛称「エトピリカ」・日本航空におけるMD-11の1号機、乗員11名、乗客169名、合計180名)は、午後7時34分頃、三重県志摩半島上空高度約17,000フィートを着陸のため降下していたが、降下速度が増加したため操縦乗員は速度増加を抑えるために自動操縦装置の縦速度(バーチカルスピード)指定ノブにより降下速度を減じる指示をした(この指示は機首角度を制御する装置により機首上げ操作になる)。しかし自動操縦が反応しなかったため、スピードブレーキを展開した。これらの操作にもかかわらず速度の増加は続いたうえ、午後7時48分頃に突然急激な機首上げが発生した後に、自動操縦が外れ機体が上下に大きく揺れた。
この乱高下によってシートベルトを着用していなかった乗員乗客などが天井などに衝突して負傷し、客室乗務員1名と乗客3名が重傷を負い、乗員4名、乗客4名が軽傷を負った。(後の裁判や報道では負傷者は14名となっている)706便は予定より15分遅れの午後8時15分に名古屋空港に着陸した。重傷者のうちの女性客室乗務員は脊髄損傷脳挫傷などの深刻な受傷であったため、重体から回復することなく1年8ヵ月後の1999年2月16日に34歳で死亡した。
そのため、日本航空123便墜落事故1985年8月12日)以降で、日本国籍の大型ジェット旅客機で唯一の人身死亡事故となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日本航空MD11機乱高下事故」の詳細全文を読む



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