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方言[ほうげん]
方言(ほうげん)は、ある言語が地域によって別々な発達をし、音韻・文法・語彙(ごい)などの上で相違のあるいくつかの言語圏に分かれた、と見なされたときの、それぞれの地域の言語体系のこと〔大辞泉 【方言】〕。ある地域での(他の地域とは異なった面をもつ)言語体系のこと。 == 概説 == 言語は変化しやすいものなので、地域ごと、話者の集団ごとに必然的に多様化していく傾向があり、発音や語彙、文法に相違が生じる。そのために、差異の程度が別の言語までには広がっておらず同じ言語の変種と認められるものの、部分的に他の地域の言葉と異なった特徴を持つようになったものを方言と呼ぶ。また、同一地域内にあっても、社会階層やエスニック・グループの違いなどによって異なる変種も方言と呼ばれることがある(社会方言)〔英語圏の言語学者が「dialect」と言う場合、一般的に認識されている「方言」だけでなく、職業・趣味などが一致する者同士の間でのみ通じる表現方法(専門用語・業界用語・ジャーゴン)を含むことがある。〕。 なお、方言同士が時を経てそれぞれ異なる方向に変化し、やがては意思の疎通ができなくなるが、このような過程のある段階で各々の方言は別言語だと看做されるようになる。同じ語族に属する言語とは、理論上、そもそも同じ言語(祖語)の方言がさらに変化して別言語に枝分かれしたものである。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dialect 」があります。
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