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日本貨物航空 : ウィキペディア日本語版
日本貨物航空[にっぽんかもつこうくう]

日本貨物航空株式会社(にっぽんかもつこうくう、)は、総合物流企業である日本郵船グループの空運部門を担当する、国際線貨物専門航空会社である。
機材はノーズカーゴドアを持つ大型貨物専用機ボーイング747-400Fボーイング747-8F (ジャンボフレイター)に統一されている。一般航空貨物を輸送する貨物専門航空会社としては世界有数の運航規模を誇る。
== 沿革 ==

* 1958年(昭和33年) - 日本航空の協力を前提に、日本郵船大阪商船商船三井などにより貨物専門航空会社の設立が構想される〔『航空三社 第4の成長産業』、佐藤朝泰、28頁〕。
* 1970年(昭和45年) - 日本郵船らは、日本航空の協力が得られなかったため、同じく国際貨物分野への参入を研究していた全日本空輸 (ANA)、川崎汽船山下新日本汽船日本通運らのグループと合流する〔。
* 1978年(昭和53年)9月27日 - 日本貨物航空株式会社が上記会社の共同出資(各社10%ずつ)にて設立される〔〔2005年(平成17年)には全日本空輸と日本郵船が同比率で筆頭株主となっており共同経営体制となっていた。〕。しかし当時の運輸省45/47体制によって国営の日本航空に国際定期航空路線を一任させる方針を取っていたため 〔『航空三社 第4の成長産業』、佐藤朝泰、25頁〕 就航まで長期間を要した。
* 1983年(昭和58年) - 運輸審議会の答申結果(国際線貨物便の複数社参入支持)を受け、定期航空運送事業免許を取得。海運2社(昭和海運、ジャパンライン)が参加。日本通運は免許取得上の課題(貨物混載事業者の経営参加)により離脱。
* 1984年(昭和59年)12月17日 - 初号機ボーイング747-200F機体記号 JA8167)をボーイング社より受領。同年国際航空運送協会 (IATA) への加盟承認。
* 1985年(昭和60年)
 * 4月1日 - 就航計画日であったが日米航空交渉が合意に至らず(アメリカ籍会社の反対)就航を延期。
 * 4月30日 - 日米航空交渉によりアメリカ乗入れ合意 (84MOU) 。
 * 5月8日 - 初便就航(KZ102便、成田 - サンフランシスコ - ニューヨーク JA8167) 第二次世界大戦後の日本の航空会社としては日本航空に次ぎ2番目の国際線定期便進出となる。
 * 11月1日 - 不定期航空運送事業免許を取得。貨物チャーター便の運航が可能となる。
* 1998年(平成10年)
 * 3月14日 - 日米航空交渉により指定先発(インカンバント)企業へ昇格 (98MOU) 。
 * 日中航空交渉により中華人民共和国政府より本土路線免許取得。関西 - 上海 - 成田線を開設。
* 2003年(平成15年) - IATA CARGO2000正会員へ昇格(2001年(平成13年)4月より準会員として加盟)。
* 2004年(平成16年) - 香港に現地法人NLV (NCA Logistics Venture) 社を設立、三国間貨物輸送を強化。
* 2005年(平成17年)
 * 6月15日 - ボーイング747-400F初号機 (JA01KZ) をボーイング社より受領。6月欧州線に投入。
 * 8月5日 - 日本郵船がANA所有の株式を取得して持ち株比率を50%以上とし、日本郵船の連結子会社とした。
 * 11月 - 次世代主力機ボーイング747-8Fを発注。カーゴルックス航空とともに同型機のローンチカスタマー〔日本貨物航空側の都合により、納入を延期することになった。これにより、この権限はキャセイパシフィック航空に譲ることとなった。〕となる。同時にカーゴルックス社と8F導入に向け提携。
* 2006年(平成18年)3月 - ボーイング747-400Fにより従来給油のためアンカレジに寄航していた欧州路線の直行を開始。
* 2007年(平成19年)
 * 1月 - 日本における営業・運送の中核となるNCA Japan社が営業開始。以降世界4極 (Japan, Asia Pacific, Europe, America) における事業体制を構築。
 * 2月 - シンガポールに設立された貨物専門航空会社ジェットエイト (Jett8) 社と戦略的提携。
 * 3月 - ボーイング747-400F/-8F対応型フライトシミュレーターを発注〔 - 日本貨物航空 2007年(平成19年)3月26日〕。
 * 4月 - 羽田空港第4滑走路の供用を開始する2010年(平成22年)10月以降、羽田空港への深夜・早朝帯(23時 ― 6時)に貨物定期便を就航させることを表明。
 * 6月 - IATA常設委員会であるCargo Committeeメンバー(世界有力12社)に選出。
 * 7月 - ボーイング747-400Fの整備体制を自社にて確立(200FについてはANAへ委託継続)。
 * 10月 - 成田空港内に運航管理部門の拠点となるグローバルオペレーションセンター (GOC) を開設。
* 2008年(平成20年)
 * 1月 - 成田国際空港整備地区内に整備用ハンガーを建設・着工〔『NCA 整備用ハンガー(格納庫)着工』自立化に向け、2009年(平成21年)5月供用開始の予定 - 日本貨物航空 2008年(平成20年)1月21日〕。
 * 3月28日 - 成田 - サンフランシスコ - ロサンゼルス間のKZ152便の運航をもって、ボーイング747-200Fが退役 (JA8181) し、フリートはボーイング747-400Fに統一される〔この退役により同社の保有機から航空機関士が必要とされる3人乗務機が消滅した。〕〔ボーイング747-200型最後の製造機体を運航していた(機体記号 JA8194 2007年(平成19年)1月退役)。〕。
 * 4月1日 - 運航業務ならびに整備業務を完全自立化し、航空会社としての自社オペレーション体制が確立される。
 * 4月 - 運航 (i-Sky) ・運送 (i-cargo) ・整備 (i-Macs) 情報システムを新規に構築・運用開始。
 * 6月 - 日本国政府手配による四川大地震救援物資を中華人民共和国成都双流国際空港へチャーター輸送。
* 2009年(平成21年)
 * 3月29日 - 日本航空とのコードシェア便運航開始。
 * 6月 - 成田空港内整備用ハンガーの供用開始。
 * 7月13日 - 羽田空港への就航見送り表明〔『東京国際空港(羽田空港)への就航について』 - 日本貨物航空・プレスリリース 2009年(平成21年)7月13日付〕。
* 2010年(平成22年)
 * 3月2日 - 日本航空の航空貨物部門との統合を断念〔日航・日本郵船、航空貨物の統合断念を発表 - asahi.com朝日新聞社)2010年(平成22年)3月2日〕。
* 2012年(平成24年)
 * 7月25日 - ボーイング747-8F (JA13KZ) をボーイング社より受領。デリバリーフライトで、8月2日に成田に到着(便名:KZ696便)。この機体で、同社の新塗装が初めてお披露目された。
 * 8月13日 - 先述の受領したボーイング747-8F (JA13KZ) が初めて同社の営業路線に就航。初便は、成田-ロサンゼルス(便名:KZ108便)。
 * 11月5日 - 成田~ダラス・フォートワース線就航開始。
* 2013年(平成25年)
 * 1月9日 - ボーイング747-8F (JA12KZ) をボーイング社より受領。合計2機目。デリバリーフライトで、1月11日に成田に到着(便名:KZ696便)。
 * 4月8日 - ボーイング747-400F (JA02KZ) が成田-シカゴ(便名:KZ134便)の運航を以て退役(シカゴの空港到着後、退役)。同機は日本貨物航空では8年足らずの運航となり、同社で初めて退役するボーイング747-400Fとなった。
 * 5月11日 - ソウル線の復路便(ソウル/仁川 → 東京/成田)において北九州に寄港開始。往路は従来通りソウルへ直行する。
 * 11月2日 - ボーイング747-8F(JA11KZ)をボーイング社より受領〔日本貨物航空、JA11KZを受領 747-8テストベッド機の引き渡し完了 - Flyteamニュース〕。
 * 11月20日 - ボーイング747-8F(JA14KZ)をボーイング社より受領〔日本貨物航空、4機目の747-8Fを受領 成田に到着へ FlyTeam 2013年11月21日付〕。
 * 11月21日 - 台北/桃園線の復路便(台北/桃園 → 東京/成田)において北九州に寄港開始。往路は従来通り台北へ直行する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日本貨物航空」の詳細全文を読む



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