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日東航空おやしお号墜落事故 : ウィキペディア日本語版 | 日東航空おやしお号墜落事故[にっとうこうくうおやしおごうついらくじこ]
日東航空おやしお号墜落事故(にっとうこうくうおやしおごうついらくじこ)は、1964年(昭和39年)2月18日に発生した航空事故である。 == 事故の概要 == 大阪空港から徳島へ向けて乗員3名、乗客7名の合計10名を乗せた日東航空のグラマン マラード水陸両用旅客機おやしお号が滑走路を離陸した後、滑走路先の空港排水路の堤防に機体の下部を当て、そのまま右側へ旋回をしながら午前8時22分に大阪空港の滑走路から約1kmほど南の兵庫県尼崎市田能にある水田に墜落した。 墜落と同時にエンジン部分から出火し、この事故の報を受けた、伊丹、豊中、尼崎、の各警察署と消防署は直ちに署員200名、パトカー・消防車20台余りを現地へ急行、すぐさま怪我人の収容と火災の消火に努めたが、火の回りが早く、機体の前半分は完全に燃え落ちた後に消火された。そしてこの事故により乗客1名とスチュワーデス1名の計2名が死亡、乗客7名が負傷した〔朝日新聞昭和39年2月18日夕刊記事〕。 事故後の機体を調査したところ、機体左側プロペラは3枚とも曲がっているのに対して、機体右側プロペラは曲がってるのは1枚だけで残り2枚は全く曲がっていなかった。以上の事から、同機は墜落時に何らかの原因で機体右側エンジンが止まり、それにより推力が不足して墜落したものと推測された〔朝日新聞昭和39年2月19日朝刊記事〕。
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