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ENR34(イーエヌアールサンヨン)とは、1998年(平成10年)5月に日産自動車が発売した日産・スカイラインのスポーツセダン(スポーツクーペ)である10代目の標準車輌の型式番号を示す。この型式番号は、4WDモデルに設定されている。 == 市場での評価 == *発売当時は、4WDと言う駆動方式が評価され北海道を筆頭に降雪地域である東北地方や甲信越地方での販売が顕著であった。 *但し、ターボモデルの非設定やスポーツカー自体の人気低迷の影響を受けて全体的な販売台数が伸び悩み、2WDモデルと同様にモデル周期途中の2001年6月に製造打ち切りとなった。 *製造終了が決定された同年よりD1グランプリが開催され、2WDモデルのER34ターボを駆る野村謙人気に影響された為、新車販売時との人気が逆転しENR34を含めたR34の中古車価格が上昇すると言う皮肉な結果と相成った。 *ENR34に搭載されるアテーサET-Sは、基本設計がGT-R(BCNR33及びBNR34)と同一であり、中古で車両価格が下がった事も関係して、GT-Rのエンジン(RB26DETT)を換装する改造ベース車に使用される機会が増えた。 *2005年には、愛知県北名古屋市の自動車販売店"SRS"が、専門誌GT-Rマガジンの広告欄等で告知し、セダンのENR34をベースにした4Dr.GT-Rを20台限定で販売した。その後は、同様のコンセプトで加古川市の"APM"で、4Dr.GT-Rが販売された。この場合の改造が本物に近付けた為、内装や配線類エンジンに至る迄をBNR34の部品を用いて製作された。 *既にデビューから15年以上経過している上にスポーツ走行で使われることが多い車種のため疲弊・損傷した個体が多いこと、上記の人気ゆえに絶版後も需要が相当数あったことにより状態の良い個体はそれらにより軒並み数を減らしたこと、その人気ゆえに海外中古車輸出が増加したことが重なり、極めて状態の良い個体が近年減りつつある。純正品でのチューニングメニューも多く、公認車検が不要なRB25DETを搭載した例もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日産・ENR34」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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