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御茶ノ水セントラルビル[おちゃのみずせんとらるびる]
御茶ノ水セントラルビル(おちゃのみずセントラルビル)は、かつて東京都千代田区神田駿河台にあったオフィスビル。開業当初の名称は日立本社ビルで日立製作所が本社を置いていたが、2006年に森トラストが取得した後に改名された。 == 概要 == 元は岸記念体育会館があったところで、1964年に渋谷区に移転した跡地に建設された。真下には地下鉄丸ノ内線と千代田線が通っており、設計・建設には細心の注意が払われた。1983年3月に竣工し、日立製作所が新丸ノ内ビルヂングから就業人員3,400人規模の本社機能を移転させた。外壁は白の磁器タイルで仕上げられていた。防災センターと中央監視室は別々の場所に設置され、特別避難階段・屋外避難階段もそれぞれ2つずつ設けられるなど多重化施策が採られた。当初から光通信システムが採用され、IDカードによる社員食堂の精算システムも早くから導入された。3階には通信衛星用の直径5.6mのパラボラアンテナが設けられ、本支社間の通信に利用された。 2003年に、日立製作所の財務体質改善の一環として、本建物を森トラスト総合リート投資法人に400億円で売却のうえ、賃借契約を結んで引き続き本社として使用を続けていたが、2006年に本社機能を日本生命丸の内ビルに移転した。日立製作所の退去に伴い、同投資法人はビルの運用方針を検討していたが、内装にアスベストを含んだ吹き付け材が使われていたため〔テナント転出後の日立本社ビルに売却など三つの選択肢 、日経BPnet、2006年2月13日〕、2006年5月に建替えを前提として森トラストに420億円で譲渡され〔、森トラスト、2007年5月24日〕〔資産の譲渡(契約締結)に関するお知らせ(日立本社ビル) 、森トラスト総合リート投資法人、2006年5月11日〕、2010年に解体された。 跡地には、高さ110mの超高層ビル「御茶ノ水ソラシティ」が建設された〔御茶ノ水大改造、日立本社跡地に「ソラシティ」オープン 、日本経済新聞、2013年4月20日〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「御茶ノ水セントラルビル」の詳細全文を読む
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