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日系スペイン人[にっけいすぺいんじん]
日系スペイン人(にっけいスペインじん、)とは日本人のルーツを持つスペイン国民、及び日本に生まれスペインに移民した人々である。日本国籍保持者(外務省によると2009年時点で7,046人)に加えて、中南米出身の日系人やハポン姓などを含めると総数は1万人以上に上ると見られる。 == 歴史 == 最初のスペインへの移民は17世紀の支倉常長による慶長遣欧使節がスペイン南西の都市セビリア近辺にあるコリア・デル・リオに長期滞在したことに始まる。この町には現在、(Japón=日本)姓もしくはXapón姓の人が約700住んでおり、この使節団の中で日本に帰らず現地に留まり移住したキリスト教徒の日本人や使節の現地人水夫、その支援者の子孫であると言われている。ハポンの表記は、スペイン北方のガリシア州におけるガリシア語では現在もXapónである。1996年に、駐スペイン日本国大使の坂本重太郎がラジオで呼びかけ、ハポン姓を持つ650人や、使節ゆかりの東北地方の裏千家メンバーなどを集めた「ハポン・パーティー」を、セビリアで開催した〔1994年12月02日,朝日新聞〕。1970年代以降は中南米のスペイン語圏の日系人がスペインへ移住する傾向も強くなっている。 大西洋に浮かぶカナリア諸島のグラン・カナリア島は日本の遠洋漁業の基地として賑わっていたために、最盛期には数千人の日本人が定住し、日本人学校も設置されていた(2001年に閉校)が、1975年にモロッコが西サハラでを開始すると、漁業は衰退した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日系スペイン人」の詳細全文を読む
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