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日興コーディアル : ウィキペディア日本語版
日興コーディアルグループ[にっこうこーでぃあるぐるーぷ]

株式会社日興コーディアルグループ(にっこうコーディアルグループ、英称:''Nikko Cordial Corporation'')は、かつて存在した日本の証券持株会社の一つ。また、同社を持株会社とする企業グループも、日興コーディアルグループと呼んでいた。
アメリカ金融大手のシティグループの傘下となり、株式交換で直接の親会社となっていた日本法人シティグループ・ジャパン・ホールディングス株式会社に吸収合併され、日本における金融持株会社である日興シティホールディングス株式会社となった。吸収合併前は、傘下に日興コーディアル証券(リテール証券)、日興シティグループ証券(ホールセール投資銀行)、マネックスグループ(ネット証券)などを有していた。
== 概要 ==

=== 三菱系の日興証券 ===
日興證券の前身のひとつである川島屋證券がもともと三菱系だったことから、三菱金曜会構成企業では無いものの、かつての日興證券は三菱銀行と親密な関係にあり、実質的に三菱グループ各社の株式主幹事を務める役割を担ってきた。1990年代までは四大証券の一角に名を連ねて、野村證券に次ぐ規模であった。
1997年(平成9年)に四大証券の一角であった山一證券自主廃業するなど平成不況が深刻化し、激烈な証券不況の嵐が吹き荒れる。日興證券は経営陣の判断で1998年(平成10年)にソロモン・ブラザーズ(1999年にトラベラーズが買収し、ソロモン・スミス・バーニー→シティコープと合併しシティグループ)との資本提携を生き残りを賭けて決断、国際ホールセール部門の合弁会社として日興ソロモン・スミス・バーニー証券を設立させた。
これにより三菱金曜会席上で軋轢が生じ、日興は三菱グループの金融部門の座を引きずり下ろされる状態となった。東京三菱銀行は証券子会社として東京三菱証券(旧:三菱ダイヤモンド証券)を有していたが、野村證券系の中堅企業であった国際証券を1997年(平成9年)に買収し、さらに東京三菱パーソナル証券と東京三菱TDウォーターハウス証券(三菱証券子会社のMeネット証券カブドットコム証券へ統合)を設立させた。2002年(平成14年)9月にこれら東京三菱銀行系証券会社に加えて、三菱信託銀行と親密の一成証券を合流させる形で三菱証券(現:三菱UFJモルガン・スタンレー証券)を発足。日興に代わる三菱グループでの総合証券会社を独自に立ち上げる結果となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日興コーディアルグループ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nikko Cordial 」があります。



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