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日食 : ウィキペディア日本語版
日食[にっしょく]

日食(にっしょく、日蝕とも。solar eclipse)とは太陽によって覆われ、太陽が欠けて見えたり、あるいは全く見えなくなる現象である。すなわち新月の時に起こる。
== 種類 ==

月と太陽の視直径はほとんど同じであるが〔実際には月の平均視直径は31分、太陽は32分で、太陽がわずかに大きいが、肉眼では判別できない。〕、月の地球周回軌道および地球公転軌道は楕円であるため、地上から見た太陽と月の視直径は常に変化する。月の視直径が太陽より大きく、太陽の全体が隠される場合を皆既日食(または皆既食。total eclipse)という。逆の場合は月の外側に太陽がはみ出して細い光輪状に見え、これを金環日食(または金環食。annular eclipse)と言う。場合によっては月と太陽の視直径が食の経路の途中でまったく同じになるため、正午に中心食となる付近で皆既日食、経路の両端では金環日食になることがあり、これを金環皆既日食(または金環皆既食。hybrid eclipse)と呼ぶが、頻度は少ない。皆既日食と金環日食および金環皆既日食を中心食と称する。
中心食では本影と金環食影が地球上に落ちて西から東に移動しその範囲内で中心食が見られ、そこから外れた地域では半影に入り太陽が部分的に隠される部分日食(または部分食)が見られる。半影だけが地球にかかって、地上のどこからも部分食しか見られないこともある。
また日の出の際に太陽が欠けた状態で上る場合を特に日出帯食、逆に欠けた状態で日の入りを迎える場合を日入帯食(日没帯食)と呼ぶ。この場合、いずれも食の最大を迎える前と食の最大を過ぎた後に分類される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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