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日高山脈襟裳国定公園(ひだかさんみゃくえりもこくていこうえん)は、 北海道南部にある国定公園である。日高山脈を中心とした山間部と襟裳岬近辺の海岸、そしてアポイ岳から成る複合公園となっている。 1950年(昭和25年)に襟裳道立公園、1958年に襟裳道立自然公園となり、1981年に国定公園に指定された〔1981年(昭和56年)10月1日指定〕。面積は103,447ha 〔日高山脈襟裳国定公園 北海道庁 〕で、国定公園の中では最大。 ==自然== 日高山脈は全国有数の氷河地形が見られる山脈として知られ、20もの圏谷(カール)地形が見られる。最高峰は幌尻岳の標高2,053mで、日本の地質百選に選定された「幌尻岳の七ッ沼カール」を有する。国定公園全域には急峻で険しい地形と厳しい気候故に手付かずの自然が多く、エゾシカ、ヒグマなどの大型獣類や氷河期の落とし子ナキウサギも棲息している。 日高山脈から源を発する札内川や歴舟川の河畔には北方樹木であるケショウヤナギ木が隔離分布するなど東アジア沿海州でしか見られない樹木が繁茂している。 襟裳岬近辺は海岸段丘が発達しており、海蝕による急崖が発達している。岬から東部に広がる黄金道路の沿線は古くから難所として知られてきた。 アポイ岳は国定公園特別保護地区で、「アポイ岳高山植物群落」として特別天然記念物に指定されている上に、「アポイ岳ジオパーク」にも認定されている超塩基性かんらん岩特有高山植物の宝庫である。しかし、心ない観光客らによる盗掘や登山者による踏付け、さらに外来種による駆逐などの被害も深刻であり、独自の植生分布や生態系が危機に立たされている。 ファイル: Mt_KAMUI_9.JPG|黎明の”神居奴振”(2011年10月) ファイル: Hidaka mountains.jpg|苫小牧上空からの日高山脈 ファイル: 日高山脈望観図.JPG|静内川シビチャリ橋からの日高山脈望観図 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日高山脈襟裳国定公園」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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