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旧睦沢学校校舎 : ウィキペディア日本語版
甲府市藤村記念館[こうふしふじむらきねんかん]

甲府市藤村記念館(こうふしふじむらきねんかん)は、山梨県甲府市にある交流施設である。明治時代初期に建てられた旧睦沢学校校舎(きゅうむつざわがっこうこうしゃ)を移築し利用している。
== 概要 ==
旧睦沢学校校舎は、1872年10月に創立された睦沢学校の新校舎として、睦沢村の亀沢に建てられた。1874年12月より準備を始め、1875年3月に起工、12月に竣工する。校地の整備は難工事だったため竣工後も続けられ、開校式を迎えたのは1876年6月だった。土地は船形神社の敷地の払下げを受け、材は上知林の伐木にてまかない、地域の大工は総出、村民は一戸当たり一か月の労働奉仕を行ったという。施工にあたっては下山大工の松木輝殷が招かれた。当時の山梨県令だった藤村紫朗が推進していた「藤村式建築」と呼ばれる擬洋風建築の代表作とされる。
1957年まで校舎として使用されたのち、睦沢公民館として1961年まで使われた建物は、老朽化により取り壊される寸前のところ、藤村様式旧睦沢学校校舎保存委員会の手により1966年に武田神社境内に移築復元、藤村紫朗にちなんで藤村記念館と命名され甲府市に寄贈された。1969年に郷土資料館として開館し、1990年の教育資料館への展示替えを経て、再開発事業の一環として甲府駅前の北口広場に再移築され、2010年より交流ガイダンス施設として一般公開されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「甲府市藤村記念館」の詳細全文を読む



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