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早繰り銀[はやくりぎん]
早繰り銀は将棋の戦法の1つ。主に角換わり・後手番一手損角換わり・相掛かりにおいて、右銀を(先手番では)3七~4六に活用する作戦の総称。▲4六銀-▲3五歩と攻める筋がある。 ==角換わり== 角換わりにおいて、早繰り銀は棒銀に対して強く腰掛け銀に対しては弱いとされている。その理由として、先手角換わり棒銀の定跡で後手が△5四角と自陣角を据えて対抗するのが先手の飛車の頭(2七の地点)と先手の玉頭(7六の地点)を睨む攻防手となる。その際、後手が早繰り銀の要領で△7三銀~△6四銀と活用すると5四の角の角頭を守りつつ、△7五歩から角と協力した攻めを見せて非常に相性が良い。この対策が主流となってから、角換わり棒銀の将棋は勝率を落とし激減した。対して、腰掛け銀に対し先手が早繰り銀にすると、△5四銀~△4四歩~△4五歩と「歩越し銀には歩で対抗」の要領で銀を追い払われてしまう。2012年現在、角換わりでは苦手とする腰掛け銀が主流となり早繰り銀は殆ど指されていない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「早繰り銀」の詳細全文を読む
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