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『時空の水』(じくうのみず)は、平沢進のソロとして一作目となるアルバム。1989年9月1日にポリドールより発売された。 == 概要 == 後に「初期3部作」と呼ばれる、「科学と祈りのはざま」にあるリアリティをテーマとした1st~3rdの1作目。 1988年12月にP-MODELは「凍結」と呼ぶ所の休止を宣言。リーダーの平沢進はそれまでの音楽性とは異なった趣の作品を志向するようになる。その結果、音楽的に縛りのあったP-MODEL時代とは打って変わってカントリー風の曲も存在するなど、音楽性の大幅な拡大が見出されるアルバムとなった。 特徴としてはこの前年に発売されたKORGのシンセサイザーM1の大々的な使用が挙げられる。M1の登場により、平沢のレコーディングスタイルは家で打ち込み、スタジオで足りない部分と歌を録音というスタイルへとシフトした。クレジットが「All Performed by SUSUMU HIRASAWA」となっているのはこのためである。 前述の通り平沢による打ち込みサウンドを基調としているが、ゲスト・ミュージシャンによる生楽器をフィーチャーしていること、P-MODELのアルバム『SCUBA』、お蔵入りとなった『モンスター』収録曲のセルフカバーが多く収録されていることから、後の作品に比べるとバンド的なアレンジとなっている。バンド的アレンジは3rdアルバムの『Virtual Rabbit』まで続くこととなる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「時空の水」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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