|
けいおん!の登場人物では、かきふらいの4コマ漫画作品『けいおん!』およびそれを原作としたテレビアニメ、映画、ゲームの登場人物について解説する。 漫画のみに該当する事項は「原作」と表記する。2011年から約1年間連載が再開された漫画の事項は、コミックスの表記に準じて『まんがタイムきらら』版を「college」、『まんがタイムきららキャラット』版を「highschool」とする。 テレビアニメと劇場版に関する事項で全般的な事では「テレビシリーズ」と表記する。テレビアニメ版の話数は「A-○.×」と表記し、○は第1期および第2期を、×は話数とする(例:A-1.5はテレビシリーズ第1期の5話)。劇場版に関する事項は「映画〜」と表記する。なお「声」はテレビシリーズの声優。 == 軽音部 == === 放課後ティータイム === 平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬によるバンドの名、翌年に新入生の中野梓が加わる。バンドの雰囲気はまったり系。大学(college)でも4人のバンド名となる。 ; : 声 - 豊崎愛生(原版)、ステファニー・シェー(英語版) : 桜が丘高校在籍、1年3組→2年2組→3年2組→N女子大学教育学部 : パート:リードギター、メインボーカル、コーラス、作詞 : 11月27日生まれ(射手座)。身長は156cm。血液型はO型。体重は50kg。髪は茶色のセミロング。黄色のヘアピンで右の前髪を留めている〔このヘアピン髪形は子供の頃から変わっておらず、特に黄色いピンを2段に刺すのをトレードマークにしている。テレビシリーズでは、小中学校の卒業アルバムの写真でも、ほぼ同じ髪型である。〕。1学年下の妹の憂がいる。 : 本作の主人公。天然でドジっ娘気質。普段はのんびり屋で温厚だが、和とケーキを一口交換するときに、和からショートケーキのてっぺんの苺を食べられたときは珍しく感情を露わにして梓に電話をして同意を求めたりする一面を見せていた〔和はケーキのスポンジや生クリームがメインのようでお詫びにモンブランのてっぺんの栗を食べていいと言っている〕。自分の好みやこだわりに関する事実に関しては神経過敏な面もある。感情が顔に出やすい半面、見栄っ張りでもあり、優柔不断でもある。 : 勉強は苦手だが、1つの物事に真剣に取り組むと目覚ましい成果を挙げることができ、学校の追試や大学入試もパスした。しかし、その反面一つのことにしか集中できず1つのことを極めるとそれまで身に付けていたことを忘れてしまう。体を動かすことは苦手。 : 軽音部に入部するまでは知識や演奏経験が皆無の音楽初心者だった。最初は軽音楽を簡単な「軽い音楽」と誤解して軽音部に入部。一度は実情を知って入部を辞退しようとするが、澪達の演奏に心を動かされて入部を決意。高校3年間でギターに打ち込み、絶対音感と相対音感という天性の素質(自分の耳だけでチューニングを行ったほど)を持っていたこともあり、技術面では格段に腕を磨いたが、知識面については3年次でもおぼつかない状態である〔澪によると「ゲームを買っても説明書を読まないタイプ」である〕。自らボーカルに志願し、1年次の学園祭ライブ前はさわ子の指導のもと、喉を痛めてしまったものの、歌とギターを同時にこなせるようになった。 : ライブではほとんど緊張せず、メインボーカル兼MCを担当するが、トークが冗長になったり歌詞や歌うこと自体を忘れたりする。 : 家族は父親、母親、1学年下の妹である憂との4人家族。憂とは幼少時から現在に至るまで仲がよい。 : 和とは、幼稚園からの幼なじみ。知り合ったきっかけは「本能的に頼れる人物と感じた」と澪は推測している。 : 「かわいい」という理由だけでギブソン・レスポール・スタンダードを自分のギターに選び〔そのため、ギターのあまりの重さに練習では短時間しか弾けず、思わず愚痴を言ったことがある。〕、さらに「ギー太」と名付けて添い寝をする、服を着せるなど溺愛している。その反面、前述の知識不足が原因でギターの「メンテナンス」を長期間怠った結果、メンテナンスのために持っていった楽器店店員にビンテージギターと誤解されるほど傷めてしまう。 : 暑いのも寒いのも苦手。特に夏はクーラーも苦手で、用事がないときは家で寝転がっており、冬はこたつに入っていることが多い。たった1人の後輩である梓のことを溺愛しており、抱きつくなどの過剰なスキンシップが日常茶飯事で場合によってはキスをせまろうとして梓に手形がつくほどのビンタをされたこともある。テレビシリーズでは幼少期から「しめじ」や「ドアノブ」などのロゴが入った特徴的な服を部屋着として着用している。 : collegeでは大学の教育学部に所属〔所属学部が作中明確にどの学部であるか明記されたのは唯と晶のみ。その他のキャラクターの学部、学科は明記されていない。〕しているが、これはさわ子に憧れて教師になりたいためである。恩那組の晶には一方的にライバルのように扱われているが、唯本人は「かわいい」と言って抱きつくなど仲はよい。 ; : 声 - 日笠陽子(原版)、クリスティーナ・ヴァレンズエラ(英語版) : 桜が丘高校在籍、1年2組→2年1組→3年2組→N女子大学 : パート:ベース、ボーカル、メインコーラス、作詞 : 1月15日生まれ(山羊座)、左利き。身長は160cm。血液型はA型。体重は54kg。長い黒髪ストレートが特徴。前髪は姫カットにしている。巨乳、3年2組在籍時の出席番号は1番。 : 人見知りが激しい一方で寂しがり屋でもある。痛い話題や怖い話題が苦手な繊細な性格で、小学生の頃は引っ込み思案で友達も少なく、本ばかり読んでいた。律と出会ってからは人見知りが緩和され、律の提案で男口調で話す大人びた性格になっている。趣味は写真を撮る事であり、写る事に関しては得意でない様子。 : 前述の性格が原因で人前に出るのが苦手なため、ライブの前は極度に緊張して動揺する。それを克服するため〔テレビシリーズでは学園祭での出し物である劇「ロミオとジュリエット」のロミオ役を人前で演じられるようになるため。〕、紬の父の企業が経営する喫茶店で唯たちとバイトをしたが、結局は接客業に免疫がついただけだった。しかし、追い詰められれば何でもできる性格で、ライブや劇なども何とか完璧にこなせた。テレビシリーズでは律の説得もあり、自分から一歩進んで前に出るようになり、夏フェスを積極的に楽しんだりしている。なお、テレビシリーズでは気弱な性格面がより強調されると同時にコミカルな一面を見せることが多い。 : 他のメンバー同様に緩やかに過ごしているが、メンバー内では真面目な性格であり、比較的練習に重きを置くしっかり者。幼馴染で親友の律の度が過ぎたイタズラや言動に対してはゲンコツでの制裁が定番だが、律以外の人物に手をあげることはない。部長である律に代わって実質的なリーダーシップを発揮することもあり、梓から尊敬の眼差しを受ける要因の1つになっている。反面、前述の寂しがりやな一面のせいか自分を差し置いて遊ぶ唯達に流されてしまうことも。 : 当初文芸部への入部を希望していたが、律に強引に軽音部に連れて行かれ、結局そのまま入部することになった。2年生時には軽音部の3人とクラスが分かれるが、同じクラスになった和と意気投合する。曲名や歌詞において独特なセンスを持ち、この傾向は、後述される小学4年生のときに書いて賞をもらった作文にも表れている。 : 目立つので普段は嫌がっているが唯に不測の事態が起きた場合や卒業する曽我部のため、テレビシリーズでは応援してくれるファンクラブのためにボーカルも兼ねることもあった。律によれば彼女のボーカルは評判がよい。 : 自身のベースはフェンダー・ジャズベースの左利き用モデル。悩みに悩んだうえようやく購入を決心したこともあり、相当な愛着を持っている。唯に「ベース」にちなんで「エリザベス」と名付けられ、たまに澪もその名前で呼ぶようになる。ベースを選んだ理由は、ギターは演奏時にバンドの前面に出るのが恥ずかしいから。とはいえその腕前に関しては梓や純からも評価されており、他のバンドにも彼女のファンがいるほど。チョーキングなどの専門用語も知っており、テレビシリーズでは有名ミュージシャンの名前をすらすら挙げるなど、知識面も豊富。自らのベーシストとしての役割に対しては、非常に強いこだわりを持つ(A-2.3)。自身の利き手に若干のコンプレックスを感じていることから、楽器店に展示されているレフティモデルや同じ左利きの楽器奏者に対して過剰な反応を見せることがある。 : 1年生時の学園祭のライブ終了直後のハプニングで転倒。その際観客の前で下着を晒してしまう災難に見舞われたが〔テレビシリーズではそのシーンは御飯が乗った澪のパンツと同じ柄の茶碗で表現されている。〕、公演後にファンクラブが設立されるほどの人気を集めた。A-2.7では自分の人気には複雑な感情を抱きつつも、自分を応援してくれる人やファン達のために一肌脱いだ。 : 律とは小学4年生のときに、自分の書いた作文を全校集会で発表するハメになった際、恥ずかしがり屋な彼女のために律が発表に備えて2人で特訓をしようと提案をし、特訓を機に親しくなる。 : 映画〜では、「英語は日常会話程度なら可能」と自負していた紬よりもリスニングの能力が勝り〔紬は現地のネイティブの速い英語には付いていけなかった。〕また現地の人の英語を日本語に翻訳することを多くこなした。 : collegeにおいても、恩那組の幸と友達になろうとしたが講義が終わるまで声をかけることができなかったことなど前述の性格面が改善されてはいない様子。 ; : 声 - 佐藤聡美(原版)、カサンドラ·モリス(英語版) : 桜が丘高校在籍、1年2組〔原作1巻では「1年B組」(律の答案の名前記入欄で確認できる)。〕→2年2組→3年2組→N女子大学 : パート:ドラムス、サブコーラス : 本作の準主人公。8月21日生まれ(獅子座)。桜が丘高校軽音部時代は1年から3年まで部長〔律が桜が丘高校入学時の軽音部は部員がいなかったため、1年時から部長を務めた。また、本人も軽音部に誰もいないならば自分が部長になれることを狙っていた。〕。唯と紬とさわ子からは「りっちゃん」と呼ばれている〔さわ子に関しては部内のみで、部員以外の生徒の前では「田井中さん」と呼んでおり、澪は小学校4年生の時に「りっちゃん」と呼んでいた。〕。茶色の前下がりショートカットに黄色のカチューシャをし、おでこを出している。冬季制服では(原作では冬場を除いて)ボタンの前を空けてブラウスの裾を出している。夏季制服ではベストを着ない。 : 軽音部メンバーの中で唯一、最初から軽音部に入部することを決めていた。指でちまちまするような細かい楽器が苦手という理由からドラムを担当する。機種はヤマハ・ヒップギグで、シンバル類はZildjian(ジルジャン)を使用している。テレビシリーズでは憧れのドラマーとして、過激なパフォーマンスで有名な「ザ・フー」のキース・ムーンの名を挙げている。ドラムの腕に関しては活きが良くパワフルとのことだが、走り気味だと評されることも多く、同じリズム隊である澪はリズムをキープするのが大変だと語っている。唯と同様、部活でほとんど練習しようとしないため梓や澪によく怒られるが、家では練習している模様〔梓が律の自宅を訪れた際、ドラムスティックで叩かれた古雑誌を見つけている。〕。 : 澪と同様ボーイッシュな口調で話し、振る舞いはストレートかつ大雑把。とても社交的な性格で、部内の空気を明るく盛り上げることもあれば、周囲への細やかな気配りも忘れず、軽音部のことをちゃんと考える部長らしい一面も見せる。唯とは馬が合い、共にボケをかましたりハメを外し過ぎて周りの人間達によくツッコミや説教を入れられており、澪からは殴られることさえある。前述の大ざっぱな性格もあって、よく部活動に必要な届出を忘れては澪や和に叱られている。澪をいじることが多いが、逆にいじられたり振り回されたりすると弱く、澪がいなくなると寂しがるなど繊細な一面もある。テレビシリーズでは原作に比べ、周囲にツッコミを入れる描写が多い。 : テレビシリーズ第2期では大ざっぱでちまちましたことが苦手な反面、ミシンは苦手でもボタン付けが得意・軽音部メンバーに手料理を振る舞ったりと、家庭的な一面も描かれている。 : 苦手科目は「体育以外」の勉強全般で、大学入試に合格したときは梓に裏口入学を疑われるほど学力が良くないようである。だが、テスト前になると澪を頼って勉強をすることが多く、毎回赤点を回避している。 : 澪とは小さいころからの幼馴染〔作中で2人が知り合ったのは小学4年生のときとなっているが、まんがタイムきらら公式WebサイトやTBS公式Webサイト内のキャラクター紹介では、幼稚園時代からの知り合いであると記述されている。〕で、音楽性の違いなどで衝突をすることもあり、彼女へのいじりの度が過ぎるとゲンコツで制裁を受けたりもするが、互いに親友といえるほど仲が良く、互いが別の誰かと仲良くするのを意識する様子も作中描かれている。知り合った頃は澪への興味からちょっかいを出していたが、小学4年生のときに、澪が自分の書いた作文を全校集会で発表する状況になった際、恥ずかしがり屋の彼女のために発表に備えて2人で特訓したことを機に親しくなる。クラス内でも澪と律は相方として認知されている。 :髪の色や長さは唯とほとんど変わらず、前髪を下ろすと区別がつきにくくなるため、公式サイトでは注意書きが記載された。本人は前髪を下ろした自分の姿にあまり自信がないらしく、自宅にいるときや大学に進学後はゴムを使って前髪を頭のてっぺんで縛っている。 : 持ち運びが困難なドラムス担当のため、テレビシリーズや映画〜で学内以外で演奏をする際は、その場にあるドラムスを借りて演奏していることが多いがドラムスティックだけは持ち歩いている。 : collegeでは恩那組の菖と同じ学部になり、ドラマー同士であることもありすぐに意気投合した。 ; : 声 - 寿美菜子(原版)、シェルビー·リンドレー(英語版) : 桜が丘高校在籍、1年2組→2年2組→3年2組→N女子大学 : パート:キーボード、サブボーカル、コーラス、作曲 : 7月2日生まれ(蟹座)。半円状の太い眉毛が特徴〔原作の初期頃は三日月状であり、稀に普通の線で描かれる場合もあった。〕〔原作単行本カバー下の裏表紙に掲載されているおまけ漫画では、この眉毛が実はたくあんであるという設定のもと、シュールなギャグが展開されている。テレビシリーズでは唯の夢の中という設定で再現され、A-1.2では彼女の父親も同様の眉毛の持ち主であることを示す描写が見られた。このネタを元にしたコラボレーション商品が、漬物メーカーの東海漬物より過去に発売されていた。詳細は関連商品の欄を参照。〕。髪はウェーブのかかった(本人によるとパーマではなく癖っ毛)ロングヘアで、金髪に近いほどの明るい色をしている。肌の色は、原作では他のメンバーと変わらないが、テレビシリーズではより色白に描かれている〔物語が序盤から後半に進むにつれ、性格や行動、表情に大きな変化が見られるキャラクターである。そのため、映画〜制作の際、放課後ティータイムのキャラクターで唯一、第1期制作時から使用されていた設定画が新たに描き直されている〕。 : 大企業の社長令嬢で家には執事がおり、各地に別荘を所有する。唯がギターを購入したレコード・楽器店の「10GIA」や、軽音部員が一時期アルバイトに就いていた喫茶店は父の企業に属している。 : 通称「ムギ(ちゃん)(先輩)」〔ただし、憂は「紬さん」と本名で呼んでいる。〕。 : 性格はおっとりとして温厚。基本的にお嬢様らしいていねいな言葉遣いである〔唯たちと出会った初期のころは、彼女達にも同じように接していた。〕。軽音部の緩い雰囲気にも問題なく適応するノリのよさもあるが、唯や律とは違い、悪ノリすることは少ない。だが、内面は怖い一面を垣間見せており、行きつけの楽器屋に25万円のギターを値切ったり、無言で威圧して修理代を無料にさせるなど、楽器屋も紬には頭が上がらないようである。他、原作では澪との電話中に話しかけてきた執事を「斉藤!!今電話中なのよ、静かになさい!!」と怒鳴りつけていた。 : 成績は澪と同じぐらい優秀。 : 合唱部に入るつもりで訪ねた軽音部の部室で、澪と律の駆け引きを気に入り、軽音部に入部。当初は他のメンバーより一歩引いた位置から見守り、唯達とのやり取りを見て楽しんでいることが多かった。しかし時間の経過とともに、自分から進んでそういうやり取りに乗るなど、面白いと思うこと・やりたいと思うことをどんどん実行に移す積極的で好奇心旺盛な面を見せるようになっている。テレビシリーズでは「庶民の文化」やそれを含めた「普通」への憧れがさらに強調されている。 : 自分の家柄を自慢することはしないが、お嬢様育ちゆえの価値観のずれから他の部員達を戸惑わせることもある。映画〜では、他の軽音部のメンバーが自分の楽器(律はドラムのスティックのみ)を持っていくことを羨ましく思い、数日後には日本からロンドンに愛用のキーボードを空輸してもらっている。collegeでは、大学生になって自立しようと琴吹家に学費以外の仕送りを断ってアルバイトに明け暮れようとする描写がある。 : 4歳のころからピアノを習っていてコンクールでの受賞歴もあり、キーボードの腕は確か。キーボード以外では梓のムスタングに興味を持ち、後に梓の指導でギターを習い、梓に上達の早さを評価される。さらにテレビシリーズでは軽音部オリジナル楽曲は全て紬が作曲したという設定になっている。 : テレビシリーズでは自宅でカメを数匹飼っており〔品種はクサガメとミナミイシガメ、ミシシッピニオイガメなど数種類とのこと。〕、梓と共にトンちゃんの世話係を買って出る。 : 部活の時間をティータイム化した根源とも言える存在で、1つ最低5万円はする食器を始めとしたティーセット〔お茶は系列会社のひとつである喫茶店からもらっている「1杯800円前後」のもの。〕と他の企業から頂いている超高級品のお菓子を部室に持ち込み、部員や来客に自ら振る舞う。collegeでは、寮に住んでいることから、ティーセットや高級お菓子を用意できないため、自分で購入した菓子類を仲間達に振る舞っている。 : 百合にただならぬ興味関心があることを示唆する描写が作中多い〔原作では紬の妄想が暴走する様が描かれ、その妄想の図を「ムギビジョン」と称されている。また、そのきっかけがhighschoolで明かされ、紬の親から漫画を読むのを禁止されていたため、親に内緒で菫に漫画を買わせ、それが女性同士の恋愛の漫画であったことが百合に目覚めたものと言える。〕。 : 他人の思考を読んでいたり、その場の空気を感じ、それに合わせた行動をとっていると思われるシーンが多い。 : 外見や言動は可愛らしい少女そのものであるが、キーボード(TRITON Extreme 76key 約17kg)をソフトケースに入れ肩に担いで登校したり唯が思わず取り落としそうになるほど重いアンプやドラムセットも軽々と運ぶなど人並み外れた強い腕力がある。テレビシリーズではサスペンス好きな一面も覗かせている。 : A-2.27で海外旅行へ行く計画を立てた時、「英語は日常会話程度なら可能」と話していたが、映画〜で実際にイギリスに行った際、回転寿司店のステージにキーボードがない〔紬は自身のキーボードを持ってきておらず、物語後半で日本から輸送してもらい受け取っている。〕ことを店員に説明してキーボードを借りるなど、実際に「話す」ことは可能な一面を見せていたものの、現地のイギリス人が話す英語を聞き取ることは、「速い」という理由でできず、翻訳は聞き取りが可能だった澪に任せる状態となってしまっていた。 : highschoolでは、琴吹家に住んでいる菫を軽音部へ向かわせるため、ティーセットを回収させるという口実を作って音楽室に向かわせ、軽音部に入部させている。 ; : 声 - 竹達彩奈(原版)、クリスティーン・マリー・カバノス(英語版) : 桜が丘高校在籍、1年2組→2年1組→3年時不明 : パート:リズムギター、サブコーラス、highschoolではボーカル、リードギター : 11月11日生まれ(蠍座)。小柄な体格でやや青みがかった黒髪のロングツインテールが特徴。 : 唯たちが桜高軽音部に所属していた時の唯一の後輩。唯たちの1学年下で憂とは同学年。唯たちの卒業後は律の後を継いで部長に就任。 : highschoolでは主人公。 : 真面目な性格で澪と並び、軽音部の緩い雰囲気を引き締める常識人だが、ややシニカルで毒舌家な面もあり、律の陰口を叩いていたら本人に聞かれてしまい、お仕置きされたりしている。両親がジャズバンドをやっていた影響で小学生のときからギターを学んでいるため、入部した時点でも演奏技術は確かなものがあり、知識もそれなりにある。そのため、ジャズ研の純からの評価も高い。 : 新入歓迎ライブを見て感動し、さらに唯の演奏に憧れて入部したが、あまりにも技術面に弱すぎたので、逆に梓が彼女にそれらを教える立場になっている。そして、軽音部でも部員をまとめようとする澪のことを次第に慕うようになる。唯には「あずにゃん」の愛称で呼ばれている〔キャストインタビューやコメンタリーなど梓役の竹達彩奈含むけいおん声優陣全員、彼女を「あずにゃん」と呼んでいる〕が、本人は「変なあだ名を付けてくる」と言って、その呼ばれ方はあまり気に入っていない様子〔後輩の菫から「これからあずにゃん先輩って呼んでも・・・」と聞かれたときは、思わず身を乗り出し机を叩きつけて「絶対ダメ!!」と断固拒否している。〕。また唯には抱きつかれたりしてかわいがられており、そのことに困惑する中で唯に対して率直に物を言ったりしているが、彼女が熱を出した時には非常に心配するなど唯を慕う気持ちも全く冷めていない。また唯たちの大学の合格祈願のために、お賽銭千円札を使って心の底から全力で祈っており、先輩想いな一面を見せていた。リードギターを担当することもある〔A-1.12のふでペン 〜ボールペン〜、A-2.20のごはんはおかず、U&I。〕。映画〜では唯の自身へのあまりの過剰な愛情に畏怖の念すら感じ、それが原因で唯を一時期疎んじていた。 : 入部当初はその性格から、部内の緩んだ雰囲気を快く思っておらず、思わず激昂してしまうが、その後も練習したいという考えは変わらないものの、次第に唯たちと打ち解け〔A-1.9では自らの真剣な想いとそれに反する部内の雰囲気に葛藤し、軽音部を退部して他のバンドに参加しようかと考えるまで思い詰めていた。〕、いつしか自身の後輩の新入部員が入部しなくても唯達5人だけでいいと言えるほどに軽音部への愛着を見せるようになる。また唯達の卒業にはその悲しさを吐露したが、直後に唯達の方から梓のために作った曲(テレビシリーズ(A-2.24)、および映画〜では「天使にふれたよ!」)の演奏を贈られる。 : 本人はギターにムスタングを使用する理由について「手が小さいので、ネックが細いものを選んだ」としている〔ムスタングのネックはほかのギターと比べて特に細いわけではないが、弦長の短いショート・スケールで手の小さいプレイヤーにも向いているとされる。〕。また唯が澪のベースに「エリザベス」と名付けた際に、自分のギターをムスタングという機種名から「むったん」と名付けた〔A-2.20で自分のギターは「むったん」という名前だと自ら部員たちに告げている。〕。 : しかしいじられたりからかわれたりすると突然激高することも。また唯がそのリアクションを非常に気に入っているため、抱きつかれたり、さまざまな手段でいじられる。音楽に対しては、前述のように唯はじめ先輩らを眩しがらせるほどのひたむきさを持っている。勉強や運動においてもそこそこ良いとされる。〔テレビシリーズBD第1期第5巻封入キャラクター・プロフィールカードより。〕。 : 非常に日焼けしやすい体質。夏場は日焼け止めを塗ってもすぐ肌が浅黒くなり、そのたびに周囲に「誰?」と聞かれる。 : ファンからは、思わずペロペロしたくなるほど梓がかわいいと感じる言葉として「あずにゃんペロペロ」という用語ができ(竹達自身も使用している)、そういった人達を指す言葉として「ペロリスト」という用語もできた〔2014年1月29日放送の『午前零時の岡村隆史』より。〕。 : 映画〜では3学期の期末試験終了後の5連休を使って唯達の卒業旅行に同行し、旅行のスケジュールプランもまとめた。 : highschoolでは唯たちの卒業後、軽音部の部長を引継ぎ、憂と純が入部するも、さわ子の「4人いなければ廃部」の事実を知り、入部者を集めるべく、新入生歓迎会において弾き語りを行うが、散々な結果に終わり、自らのふがいなさに落ち込んだ〔純と憂は「梓は歌が下手だからそのような結果になった」と分析しているが、梓本人は「楽器の演奏と歌唱との両立がうまくできなかったのが原因」と分析している。梓を指導したさわ子からは「厳密に言えば下手とはちょっと違う」と評されている。〕。斉藤菫、奥田直が新入部員として軽音部に入り、廃部は免れ新バンド「わかばガールズ」を結成した。また、弾き語りも合宿でさわ子のボイストレーニングを受けて上達し、わかばガールズのボーカルとして活動することになる。 : 当初は「唯先輩達が驚くようなクラブにしてやる」と髪型を澪のマネをするなど意気込んでいたが、後輩たちに正面から向き合うのを忘れてしまい気持ちだけが空回りしており、そのため、唯達がいた頃に比べ、少々コミカルになっている。また、部活で悩んでしまった際、よく唯に相談したりしている。しかし、昨年のライブDVDを見たときの菫と直の反応を見て「自分は何をやっていたんだろう」と感じ、「放課後ティータイムよりもいいバンドを作る」より「わかばガールズの部長として活動する」ことを決意した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「けいおん!の登場人物」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|