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最遊記の登場人物一覧 : ウィキペディア日本語版
最遊記の登場人物一覧[さいゆうきのとうじょうじんぶついちらん]

最遊記の登場人物一覧(さいゆうきのとうじょうじんぶついちらん)では、峰倉かずや原作の漫画作品『最遊記シリーズ』およびそのメディアミックス作品の登場人物を解説する。
キャスト名で→が表記されているものは、作品の節目に声優が交代したもの。
== 三蔵一行 ==
; 玄奘三蔵(げんじょう さんぞう)
: 高木渉(OVA版)→関俊彦(テレビアニメ版)、(少年期)小林優子(幻想魔伝)→笹島かほる(RELOAD)
: 年齢:23歳→24歳(RELOAD) 身長:176cm(無印では177cm) 体重:64kg 誕生日:11月29日 血液型:A型 ウェスト:56cm(特別小冊子情報)。両利き
: 正式な法名・現在の肩書きは「第31代唐亜玄奘三蔵法師」「北方天帝使」。
: 最高僧「三蔵法師」の一人。が、仏道に帰依する気は全くなく、飲酒・喫煙・博打を嗜む破戒僧。プライドが高く、非常に気が短いため、常に機嫌が悪そうな雰囲気を出しているが、悟空と接しているときは表情が比較的柔らかくなっていたり、笑みに近いものを浮かべている。一行の中では冷静な性格・判断力を持っているが、時には負けず嫌いで子どもっぽい一面もみられる。傲慢で非常に自己中心的だが、その自信と考えに見合った洞察力とカリスマ性を併せ持っているのもまた事実である。一行のリーダーとして一応の信頼を得てはいるが、信頼というよりはあまりの唯我独尊っぷりに呆れられているものに近い。確かな実力を持ってはいるものの、ものぐさで面倒事に巻き込まれるのを嫌う。人使いが荒く、他のメンバーは下僕だと公言している。口癖は「死ね」「殺すぞ」。
: 金髪に紫暗の瞳、タレ目(タレ眼でいじられている)、さらに容姿端麗なため、幼少時代はよく女の子に間違われた。現在でも時折「美人」「女顔」とひやかされ、その度にキレたり不機嫌になる。悟浄からは出会った当初「性格破綻の金髪美人」と称されていた。
: 牛魔王蘇生実験阻止という三仏神の勅命により、悟空、悟浄、八戒と共に天竺国を目指す。
: 幼名は江流。幼少時、揚子江に捨てられていたところを光明三蔵に拾われ、金山寺で育てられる。幼年期から法力・武術共に天賦の才を見せ、他の多くの僧侶に「修羅か羅刹のようだ」と畏怖されていた。生い立ちから「川流れの江流」とあだ名される。
: 13歳で三蔵法師の称号を継ぎ、「聖天経文」と「魔天経文」の継承者となる。しかし、光明を目前で殺され、聖天経文を持ち去られたため、経文と師の仇を探すべく金山寺を下山。16歳のとき聖天経文の行方について三仏神に謁見したことをきっかけに長安の慶雲院に留まることになり、三蔵一行として旅に出るまでそこの総責任者をやっていた。
: 敬愛する師から唯一授かった言葉「無一物」を自分なりの解釈の元、その信念に従って生きている。
: 拳銃(後述)を愛用。騒ぐ仲間はハリセン(どこからか現れる)で殴る、もしくは銃を乱射する。「魔天経文」を肩にかけており、「魔戒天浄」という技も使う。なお、原作では「S&W M-10」、アニメ版では「昇霊銃」(架空の拳銃)。
:戦闘でも「魔戒天浄」以外、法力による術を使うことはほぼ無いが、神通力を固形化した”「神」にしか施せない”と言われる特殊な悟空の妖力制御装置を作れるほどの法力の持ち主である。
: ヘビースモーカーで、マルボロ赤(ソフト)を愛煙(切らしていた際に一度だけ悟浄のハイライトを吸った事があるが、不満そうだった)。機嫌が悪くなるほど吸う量が増える。新聞を読むときは眼鏡をかける。酒には強い方だが、酔うとたまに人格が変わる(一般人に「魔戒天浄」を放とうとしたり、カラオケで熱唱したことも)。
: 『RELOAD』に移行する際、彼の格好だけは“三蔵法師の伝統的な正装”ということで、履物を草履からブーツに変更するのみに留まった(ただし「ブーツは三蔵法師の正装としてありなのか」と悟浄や悟空に突っ込まれている)。
: 低血圧なため、朝は寝起きは悪い。寝起きは密かに機嫌が悪い八戒に対し、三蔵の場合露骨に機嫌が悪い。
: 一方、意外な面ではチーズと猫が苦手で、猫アレルギー(ドラマCDで自分に懐く猫に動揺し「魔戒天浄」を放とうとした程苦手である)。伸びたラーメンやラーメンの具にマヨネーズを好むマヨラー(マイマヨ常備)なことや、ドラマCDでアイスコーヒーとジンジャエールを混ぜたものを平気で飲んだため、「味覚が宇宙人」(悟空評)「味覚障害」(八戒評)などと言われる。レストランで料理より先にデザートメニューに目を通すなど、甘党な一面もみせる。
: 13歳からの約4年間諸所を放浪していたため、『BLAST』に移行する際、異変の影響の色濃い西域にて一行が食料に困っていたときには自ら狩りで調して捌くことができるなど「サバイバー」(悟空評)な一面を持つ。
: 何でも器用にこなすタイプとも評されていたが、小説『紅楼天戯』にて演技に関しては全く才能が無い事が分かった(悟浄曰く「演技じゃなくて読経」)。また、同作にて女装も披露しており、他の3人から「ハマりすぎ」と評されている。
; 孫悟空(そん ごくう)
: 声:岡野浩介(OVA版)→保志総一朗(テレビアニメ版)
: 年齢:18歳→19歳(RELOAD) 身長:162cm 体重:61kg 誕生日:4月5日 血液型:O型
: 花果山の仙岩卵から生まれた。大地の生命エネルギーが集結して誕生した、妖、人、神でもない異端の存在で、混沌の象徴とされる。
: 凶事の象徴とされる金晴眼を持つ少年。そのため500年前に天界に保護される。そこで金蝉、捲簾、天逢との友情を得るが、大罪を犯し、地上界・五行山の岩牢に封印される。三蔵により牢の封印を解かれたが、天界での記憶は現在も封じられたまま(500年前の物語は「後述」を参照)。
: 年齢の割には外見も内面も幼く、食べることが思考の大部分を占め、「腹へった」が口癖な能天気な性格。三蔵や悟浄からは「バカ猿」と呼ばれ、子供扱いされている。しかし、彼の裏表のない優しさや明るさ、純粋さが、自滅傾向が強く捻くれている他の面々の均衡を保っている節もある。強者相手にワクワクしたり、曲がった事や納得できない事、隠し事を嫌う一直線さを持ち、事や人の本質を的確に見抜くこともある。500年を孤独に過ごしたためか、他人の孤独にも敏感で、何かを「失う」ことに極端な反応を示している。
: 三蔵は自分を助け出してくれた「絶対的な存在」で、ハリセンで叩かれようが、銃を乱射されようが、足蹴にされようが、全く頭が上がらない。
: 戦闘時には、三節棍にも変型する如意棒(にょいぼう)を操る。旅に出る約1年前までは髪は長かったが、運悪く悟浄の錫月杖の鎌により切断。この時、同時に如意棒を手に入れる。
: 額の金鈷(きんこ)が妖力制御装置。通常の制御装置とは異なり、強大な神通力を固形化した特別なもので、現在着けているものは玄奘三蔵が自身の神通力を固形化したものである。外れると力が開放され、本来の姿斉天大聖となる。自我を失い、血を好む殺戮者と化し、敵味方の区別なく襲い掛かる。外見もやや変化し、髪が伸び、耳や爪は尖り、瞳孔も縦長になる。腹部には普段は無い特殊な模様が現れる。その力は凄まじく、自身がダメージを負った時には、天地から“気”を吸い上げて傷を癒す程である(普段の悟空には出来ない)。金鈷が外れている間の記憶は無いらしく、戻った後は必ず爆睡。
: 西域の天竺国への旅も、当初は「三蔵が行くから付いていく」くらいの軽い気持ちだったが、旅を通して様々な経験をし、成長していく中で、「牛魔王蘇生実験を阻止する」ということが、自分の意志であることを再確認する。
: 基本的に食べ物であれば何でも好きなようだが、特に肉まんを食べているところが描かれることが多い。またわさびは食べられないらしい。
: 筋肉質な体型にあこがれており、ガトの肉体に惚れ惚れしていた。
: 小説『紅楼天戯』では京劇に興味を持ち、高度な技をすぐに覚える様は劇団員からも超一流の才能があると評された。
; 沙悟浄(さ ごじょう)
: 声:山寺宏一(OVA版)→平田広明(テレビアニメ版)、(少年期)鈴木佳由(幻想魔伝)→細野雅世(RELOAD) 
: 年齢:22歳→23歳(RELOAD) 身長:184cm 体重:75kg 誕生日:11月9日 血液型:B型。
: 妖怪とその愛人であった人間の女性との間に生まれたハーフ。純粋な妖怪ではないため元から人間の姿に近く、特に妖力制御装置を付ける必要はない。煙草はハイライトを愛煙。嫌いな食べ物は梅干しと甘いもの。大雑把な性格で女癖が悪い。人当たりも生活態度も悪いが、男気と優しさを持ち合わせている兄貴分的存在。粗雑な態度に反してなんだかんだいってお人好しだが、意地っ張りで天邪鬼。そのため貧乏クジを引き易く、八戒から買い物を全部任されたり荷物持ちにされたり、ボートを1人で漕ぐなど、損な役回りも多い。自称「器用貧乏」(ある意味八戒との合言葉)。三蔵からは「疫病神」とも称される。ナンパを趣味にしているが、実際は子供によく好かれる。
: 3歳の頃両親の心中に巻き込まれたが、ただ1人生き残った。その後、妖怪である父の正妻の家に引き取られる。人間と妖怪のハーフは禁忌とされていて、彼の持つ真紅の髪と瞳は、混血児共通の特徴でもある(混血児は総じて生殖能力が無いと、作中で你健一が指摘した)。
: 義母から「禁忌の子」「愛人の子」と虐待を受ける。唯一彼を受け入れていたのは、異母兄の沙爾燕(さ じえん)だけだった。義母に殺されそうになったが、爾燕が阻止。結果義母は殺害され、悟浄は助かるが、兄はその罪悪感から姿を消した。左頬の傷はその際に付いたもの。以降は一人で生きてきたらしいが、詳しいことは語られていない。そんな過去からか、賭け事と色事で生計を立て、自由奔放かつ自堕落な生き方をしていたが、負傷した八戒を拾い、介抱したことをきっかけに三蔵達とも出会い、生活が一変する。八戒の件が一段落した後、一度髪をバッサリ切ったことがある。しかし「うっとうしいよりまし」といった三蔵への当てつけにまたのばし始め現在に至る。
: 悟空とは喧嘩仲間。子供じみた喧嘩は日常茶飯事で、その度に三蔵の発砲の的となる。 三蔵とは悪友という関係。どちらも負けず嫌いで、お互いの神経を逆撫でし合って喧嘩することが習慣化しているが、悟空と違い煙草を片手に大人の会話も出来る仲。八戒とは、西に旅立つまでの約3年間同居していた事もあり、親友という関係。 小説「華焔の残夢」では、八戒は悟浄を「他人に優しく、自分に厳しい人」と評している。また、カミサマからは「優しいんだね」と言われる。
: 八戒には、かつて一夜をともにした女と生涯連れ添うことになりかけた時に催眠暗示で助けてもらったり、三蔵に心臓を打ち抜かれた時に傷を塞いでもらったりと、何かと多大な恩があると共に、多くの弱みを握られている。また、賭け事で食っている腕前でありながらポーカーでは八戒に完敗していた。
: 戦闘には錫月杖という鎖を操る錫杖を用いるが、素手での格闘も得意としている。他の仲間からは悪口で河童と言われているが泳ぎは苦手(本人曰く「俺が泳ぐのはベッドの中だけ」)。 前髪の2本の跳ねっ毛を触覚に例えてゴキブリとも言われる。また、観世音菩薩に不意打ちでキスされた時は「おまえ、慣れてるな」とコメントされた。女の涙は苦手(義母がいつも自分を見て泣いていたのと、口説きたくなるから)。
: 無印と『RELOAD』との服装の違いが一番明確で、初めは青のバンダナに袖の無い青の上着だったが、八戒の計らいにより落ち着いた茶の長袖となる。作者の峰倉かずや曰く「情けないけどいちばんいい奴で、一行の中で一番好きなキャラクター」だとか。又、悟浄の良さは25才を過ぎないとわからないらしい。  
: 小説『紅楼天戯』では意外にも役者の才能があるとされ、八戒からは「かなり上手」、悟空からは「意外とマトモ」と評された。作中では三蔵との夫婦役を演じている。
; 猪八戒(ちょ はっかい)
: 声:石田彰、(少年期)東さおり
: 年齢:22歳→23歳(RELOAD) 身長:181cm(RELOADでは約180cm) 体重:73kg 誕生日:9月21日 血液型:AB型。
: 三蔵一行内で唯一、礼儀正しく笑顔の似合う人当たりの良い温厚な青年。素行に問題のある他3人を宥める保父的存在であり、三蔵一行を西へと運ぶジープ(白竜)の飼い主兼操縦者。本人曰く「現役保父さん」。一行の中の立場は「中立」と称している。
: 普段は物腰が柔らかいが癇に障った時や怒った時は非常に恐ろしく、その笑顔が逆に恐怖感をかもし出すため、普段は散々三蔵を怒らせている悟浄や悟空も八戒だけは本気で怒らせてはいけないと悟っている。そのため敵に回すと一番厄介な人。毒舌とも取れる鋭いツッコミ(ボケ?)を笑顔で入れる三蔵一行の影の権力者。温厚な雰囲気とは裏腹に以外に短気な部分もあり、機嫌が悪い時に発するえぐる様な毒舌はそれが冗談なのか嫌味なのかわからない。リーダー格である三蔵と互角に睨み合ったり口論で勝てたのは、一行の中で彼のみ。内面は繊細な様でいて意外と熱く、男っぽい。また、酒と博打が滅法強く、(賭け事で食っていた時期もある)悟浄すら負かせる意外な一面もある。ただしヘイゼルとは互角で、ポーカー勝負ではケリがつかなかったようである。
: 瞳は翠碧色で秀麗な面立ち。右目はほとんど見えないため(後述)、常時片眼鏡(モノクル)をかけているが、現代の服を着ているイラストや過去のエピソードでは、普通の眼鏡をかけている(眼鏡自体は子供の頃から使用している)。
: 武器は持たないが、気孔術で攻防・治癒をすることが出来る。気孔術は見よう見まねでできたらしい。なお、原作第1巻の人物紹介の中では「(武器は)笑顔」と記述されており、悟浄曰く「八戒の場合は笑顔と言葉(ツッコミ&毒舌)が武器同然」。自らを器用貧乏と評する。
: 左耳の三つのカフスを外すことで妖怪の姿へと変化する。彼の場合、変貌後も自我があるが、長時間その姿でいると負の波動の影響を受けるため、危険でもある(悟空と違い元に戻れる保証がないと、三蔵に注意されている)。妖怪の姿になると、体中に蔓と葉の模様が巻き、「猫のような縦長の瞳孔(原作では右目は義眼なので左目のみ変化)」「尖った耳」「長い爪」など妖怪の特徴が現れる。斉天大聖と化した悟空と互角に渡り合うほど戦闘能力は非常に高く、実際(ガトの協力があったとはいえ)戦闘不能に追い込んだ。
: かつては猪悟能(ちょ ごのう)という名の人間であり、孤児院で育つ。高名な学院から誘いが来るほど優秀だったが、当時は全く笑わない子供で、他の子供から恐がられていた。孤児院を出てからは、町外れの子供塾の教師として暮らす。が、ある時、大妖怪・百眼魔王によって、同居していた恋人・花喃(かなん)がさらわれる事件が発生。悟能は彼女を生贄に差し出した村人の半数を虐殺、その1年後にようやく居場所を突き止め、行く手を阻む百眼魔王の一族や手下も次々と殺しつつ、遂に彼女との再会を果たす。この後の顛末で彼は恋人を失い、自らも妖怪へ変貌する。(詳しくは後述の清一色・花喃の項を参照。腹部には今もその傷痕が残っている)。
: その後、雨の中、傷ついた体で道に倒れていたのを悟浄に拾われる。前述の村人の殺戮の罪で、三仏神の命を受けた三蔵に追われることとなり、その過程で悟空とも知り合う。「八戒」と改名したのも、その時の事である。今でこそ食えない面が目立つ八戒だが、このころは一歩引いた態度で相手に非常に気を使う謙虚さが主立っていた。しかし埋葬編の事件から心境が変わり、さらに清一色の事件で過去を吹っ切り、恐ろしい性格に磨きがかかり現在に至る。
: 花喃はアニメ版では恋人の設定になっているが、原作では恋人であり実の姉(後に小説版で双子の姉と明かされた)。長安の学院で15歳の頃巡り会うが、当初は双子の姉と知らなかった。母親は娼婦。両親が離婚し、悟能は母親に、花喃は父親にそれぞれ引き取られる。母親が失踪したため孤児院に預けられた。
: 原作では自ら右目をえぐり落としたため、右目は義眼。アニメでは自傷により視力が落ちたことになっている。小説版では「鏡花水月」以外あまり触れることはなく、「螺旋の暦」で“ほとんど見えていない”と表現されるのみに留まっている。
: アニメ版『RELOAD』では「千の妖怪の血を浴びると妖怪へと変貌する」という説には八戒自ら否定的で、迷信と断言している(原作をベースとした小説版でも、「千の妖怪の血を浴びたから妖怪になるのではなく、妖怪を憎み、人より強い力を持つ妖怪を倒すための力を欲しいと願う思いが人間を妖怪に変える」という説が語られている。ただし、『幻想魔伝』のアニメ版では、主人に妖怪の血を与え続けられ、実際に一行の前で妖怪に変貌したムカデが登場したエピソードが存在する)。
: 『RELOAD』に移行した際、一行の衣装が変わったのは彼による悪戯が原因である。
: 教師をしていた経験からか、悟空の家庭教師をしていた時期がある。すぐに手が出る悟浄や三蔵と違い言葉で諭すので、悟空から「優しい」と思われている。
: ジープが行方不明になったとき、悟空と悟浄から「時々運転が荒い」と指摘されている。小説版によると運転は見まね(本人曰く『隣で運転していたのを見たことがある』)で、悟浄から運転免許は有していないことを不安がられている。
: 炊事、洗濯、掃除などの生活能力、人とのコミュニケーション能力や社会的マナー(例:店で情報収集する際に何か買う、世間話のついでに尋ねる)をはじめ、通信教材や見よう見まねで大概の事はこなす(催眠暗示も見よう見まねでやってのけたほか、通信教育でピッキングも会得している)、専門的な知識や雑学、古い流行りネタに堪能であり、作者の峰倉かずや曰く「"おかしな人"で、(作者自身も)手に負えない」とのこと。
: ただし、中には悪口をたくさん口が荒いキャラクターで悪名高い。
; ジープ/白竜(はくりゅう)
: 声:茂呂田かおる(幻想魔伝)→岡嶋妙(RELOAD)
: 原作並びにOVA版では「ジープ」と呼ばれるが、『幻想魔伝 最遊記』以降のアニメ版では「白竜」と呼ばれる。
: 禁断の汚呪と呼ばれる、「化学と妖術の合成」によって作り出された存在(その証として赤紅色の眼を持つ)。小説版では百眼魔王の城から紛失した宝具であることが書かれている。
: 普段は翼を持つ白い竜で、ジープに変身できる。変身後もある程度は自身の意思で動くことが可能。アニメ版では、火を吹いたことがある。
: 一度だけ、偶然出会った兄妹たちを元気付けるために内緒で夜遊びしたことがある。帰って来てから「この大きな人たち(三蔵一行)が一番放っておけない」という考えに至ったらしい。三蔵達は律儀なジープが勝手に居なくなったため、盗まれたか家出したかと心配し(今後の移動方法のこともあって)夜の町を探しまわっていた。
: 悟浄と同居していた頃に、八戒が森の中で弱っているジープを拾って以来、彼のペットになる。自動車形態での運転も基本的に八戒が行う(八戒が重症の際に、三蔵や悟浄が運転したことがある)。悟浄とは当初、あまり仲は良くなかったが、「禁忌の存在同士」と言う共通点で仲良くなる。しかし、三蔵は偉い人、八戒は飼い主、悟空は自身と同等、悟浄のことは自分より下に見ているらしい。
: 小説版では、拾われてしばらくは「白竜」と呼ばれたが、その後“「白竜」では見た目そのままな気がする”という八戒の考えで「ジープ」と命名された経緯が書かれている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「最遊記の登場人物一覧」の詳細全文を読む



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