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月の沙漠(つきのさばく)は、日本の画家、詩人である加藤まさをの作品の一つ。作曲家の佐々木すぐるによって曲を付けられ、童謡として有名になった。 == 概要 == 大正から昭和初期に叙情的な挿絵画家として人気を博した加藤まさをが、講談社発行の雑誌『少女倶楽部』1923年(大正12年)3月号に発表した、詩と挿画からなる作品である。 これに、当時まだ若手の作曲家であった佐々木すぐるが曲を付けたことで、童謡としての「月の沙漠」が生まれた。童謡の普及活動もしていた佐々木すぐるは、自ら主催する普及のための講習会で同曲を用いた。また佐々木は教育現場での音楽指導用の教本として「青い鳥楽譜」と呼ばれる楽譜集を出版しており、童謡としての「月の沙漠」もその中に収められている。 上記の経緯から、当初は児童の音楽教育の中で使われていたが、1927年にラジオ放送されたことから評判となり、1932年に柳井はるみの歌唱で録音、レコード化され、より一般に知られるようになった。 その後も童謡として長く歌い継がれ、世代を超えて支持される歌の一つとなっている〔NHKが1997年に行った「BS 20世紀日本のうた」の調査(1997年4月から同年12月末までの期間に「20世紀の、心に残る日本の歌」を1人につき3曲までの投票で選んだもの。1775万人が投票に参加する大調査となった)において、歌謡曲、ポップス、唱歌などあらゆるジャンルを含む中、童謡「月の沙漠」はベスト100に入り84位となった〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「月の沙漠」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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