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有機ガラス(ゆうきガラス、organic glass)は、透明なプラスチックでできた「ガラス」である。 この場合の「ガラス」とは、ガラス転移性のアモルファス固体という、化学での意味である。なお、「有機」は有機化合物ということで、生体物質由来ということではない。 特に、ある程度の強度があり、普通のガラス(珪酸ガラス)の代用に使えるものを有機ガラスとすることが多い。 ==種類== 有機ガラスの代表は、 *アクリル樹脂のポリメチルメタクリレート (PMMA、ポリメタクリル酸メチル) *ポリカーボネートのポリジエチレングリコールビスアリルカーボネート (PEDC) である。PEDCの例としては、アリルジグリコールカーボネート () がある。 この他にも「有機ガラス」といえる化合物は多く、たとえばアクリル樹脂のポリブチルメタクリレート (PBMA) も優れた物性を持つが、生産・使用は希である。 *ハイブリッドガラス、は、透明なプラスチックとシラノール化合物による合成「ガラス」である。低温合成(30度以下)や水性化が簡単にできる。 ポリスチレン (PS)、ポリ塩化ビニル (PVC) などが使われることもあるが、強度や透明度の面でガラスのようには使えないことが多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「有機ガラス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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