翻訳と辞書 |
朗詠百首[ろうえいひゃくしゅ] 朗詠百首(ろうえいひゃくしゅ)は、和漢朗詠集等の詩句を題とし、和歌に翻案した定数歌。 作者は、その巻末識語から、藤原家隆と考えられていたが、近年、研究がすすみ、藤原隆房(久安4年(1148年) - 承元3年(1209年))を作者とすることにほぼ間違いはないと考えられている。成立は、隆房の若い時期の習作と考える説(鈴木徳男)や、治承元年(1177年)以降、正治2年(1200年)以前とする説(佐藤恒雄)、文治建久期、遅くとも正治以前とする説(上野順子)などがあり、はっきりしない。すくなくとも正治以前である蓋然性は高いと言えよう。 == 参考文献 ==
* 鈴木徳男「『朗詠百首』考」『高野山大学国語国文』第8号(1982年3月) * 佐藤恒雄「『朗詠百首』をめぐって」『香川大学教育学部研究報告 第Ⅰ部』第82号(1991年3月) * 上野順子「『朗詠百首』について―その成立に関する試論―」『中世文学』第38号(1993年6月)
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「朗詠百首」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|