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朝弁慶大吉[あさべんけい だいきち]
朝弁慶 大吉（あさべんけい だいきち、1989年2月12日 - ）は、神奈川県平塚市出身で、高砂部屋に所属している現役大相撲力士。本名は酒井 泰伸（さかい やすのぶ）。身長190cm、体重186kg、血液型はA型。最高位は東十両9枚目（2015年11月場所）。
== 来歴 ==
平塚の中華料理店に生まれ、中学時代までは特にスポーツ歴が無かった。五領ヶ台高校入学後に大きな体を生かして柔道を始めて関東大会に出場し、柔道で大学への進学も決まっていたが、地元の高砂部屋後援者に勧誘され、高校卒業直前に高砂親方（元大関朝潮）が実家を訪れて話をしたことで高砂部屋入門を決意し、2007年3月場所で初土俵を踏んだ〔ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2015年8月号（名古屋場所総決算号） 83頁〕。前相撲は二番出世。同期には土佐豊らが居る。
入門当初は同部屋に横綱朝青龍が所属していたため、地元の後援会にすら注目されなかったが、出世に従って周囲の反応も変わっていった。2009年5月場所から四股名を部屋の行司である4代木村朝之助が命名した「朝弁慶」と改めたが、この時に、当時まだ営業中だった実家の中華料理店（2013年1月に閉店）とライバル関係にある店の名前が「弁慶」であり、両親から叱られたという逸話がある〔朝弁慶 湘南の重戦車 名門高砂部屋９年ぶり新関取 日刊スポーツ 2015年10月1日（2015年10月2日閲覧）〕。
2010年11月場所で幕下昇進後は番付も一進一退がしばらく続き、2011年5月技量審査場所では腰を痛めて全休〔HYPER 高砂部屋 平成23年4月25日～平成23年5月22日 〕と不調に苦しんだ時期もあったが、2013年以降は小幅な勝ち越しと負け越しを繰り返しつつも少しずつ自己最高位を更新し、2014年7月場所で十両目前の西幕下15枚目まで昇格。2015年に入ると、スポーツジムでのインストラクター経験がある弟弟子の入門に刺激を受け〔ベースボール・マガジン社刊 ゜相撲 2015年7月号（名古屋場所展望号） 80頁〕、5月場所以降は幕下1桁台の番付で推移した。9月場所では西の筆頭で6勝を挙げ、幕下の優勝決定戦に進出（進出者8人）するもトーナメント1回戦で千代翔馬に敗れて幕下優勝はならなかった。場所後、新十両に昇進が決定した。高砂部屋からは2006年5月場所の皇牙以来約9年ぶり、神奈川県出身としては1993年3月場所の朝相洋（奇しくも旧・若松部屋の流れを汲んでいる現・高砂部屋の兄弟子である）以来22年ぶりの新十両となった〔新十両に朝弁慶 九州場所番付 入門８年「ちょっと長かった」 東京新聞 2015年9月30日（2015年10月2日閲覧）〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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