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朝比奈 沙羅(あさひな さら、1996年10月22日 - )は、東京都出身の、日本人の女子柔道選手である。階級は78kg超級。身長176cm。体重126kg。血液型はA型。組み手は右組み。段位は初段。得意技は払腰、支釣込足。現在は東海大学に在学〔「柔道全日本強化選手名鑑 2016」近代柔道 ベースボールマガジン社、2016年4月号〕。 ==経歴== 柔道は小学校2年の時にアテネオリンピックの100kg超級決勝で鈴木桂治がタメルラン・トメノフを小外刈で破った試合に感銘を受けたことがきっかけで、講道館にある春日柔道クラブで始めた。道場の2年先輩にはベイカー茉秋、1年先輩にはウルフ・アロンがいた。一方で、水球の選手であった父親の影響を受けて、水球、競泳、バスケットボールなどにも取り組んでいた〔 読売新聞、2011年9月10日〕〔 中日スポーツ、2015年9月2日〕。小学校5年の時には全国少年柔道大会の団体戦で3位になった。渋谷教育学園渋谷中学2年の時には全国中学校柔道大会の70kg超級で優勝した。3年になると16歳以下の世界一を決める大会である世界カデに出場して、決勝では地元ウクライナの身長2mにも達するエリザベータ・カラニナを払巻込からの袈裟固で破るなど、5試合をオール一本勝ちして優勝を飾った〔2011 Cadet WC - Kiev 〕。その直後の全国中学校柔道大会では3回戦で敗れて2連覇はならなかった〔。 続く講道館杯では準々決勝で世界選手権無差別3位の橋口ななみを大外巻込で破るなどして、中学生ながら5位となった〔。 渋谷教育学園渋谷高校へ進学直後に初出場した全日本柔道選手権大会では、準決勝で山梨学院大学の山部佳苗に払腰で敗れたものの、わずか15歳にして3位に入る健闘を見せた〔 時事通信 2012年4月15日〕。金鷲旗では2位だった。インターハイでは、団体戦では2位に終わったものの、個人戦では決勝で富士市立高校の滝川真央を2-1の判定で破って、1年生ながら優勝を飾った〔柔道78キロ超級 1年生朝比奈沙羅がインハイ制覇 スポーツニッポン 2012年8月7日〕。続く全日本ジュニアでも優勝した〔期待の15歳 女子78キロ超級で朝比奈が初優勝 スポーツニッポン 2012年9月9日〕。12月にはグランドスラム・東京に出場すると、準決勝でロンドンオリンピック金メダリストであるキューバのイダリス・オルティスに敗れたものの、16歳にして3位入賞を果たした〔女子高生朝比奈3位にも悔し涙/柔道 日刊スポーツ 2012年12月2日〕。2013年2月にはヨーロッパオープン・ソフィアでシニアの国際大会初優勝を飾った〔16歳の朝比奈が優勝=柔道欧州オープン 時事通信 2013年2月4日〕。3月の高校選手権無差別では、決勝で新田高校の月波光貴穂を合技で破って優勝を飾った〔女子無差別級は朝比奈がV スポーツニッポン 2013年3月19日〕。8月のインターハイでは準決勝で滝川に技ありで敗れて2連覇はならなかった。11月の講道館杯では優勝を果たした。2014年3月には右足小指を骨折して暫く戦列を離れていたが、復帰戦となった9月の全日本ジュニアでは2年ぶり2度目の優勝を飾った〔 サンケイスポーツ 2014年9月14日〕。10月の世界ジュニアでは準決勝で指導3勝ちした以外は全て一本勝ちして優勝を飾った〔World Championships 〕。団体戦でも決勝のフランス戦を始め全試合に一本勝ちしてチームの優勝に貢献した〔 産経新聞 2014年10月27日〕〔World Championships, Fort Lauderdale 2014 DAY 5 〕。11月の講道館杯では準決勝まで全て一本勝ちすると、決勝では山梨学院大学4年の井上愛美を指導3で破って2連覇を達成した〔 時事通信 2014年11月8日〕。12月のグランドスラム・東京では、準決勝で綜合警備保障の田知本愛を破るも、決勝では三井住友海上の稲森奈見に大内刈で敗れて2位にとどまった〔。 2015年4月には東海大学へ進学した〔。7月にはユニバーシアードに出場すると、決勝で地元韓国のキム・ミンジョンを大学に入ってから身に付けたという大腰で破って優勝を飾った〔ユニバーシアード 日刊スポーツ 2015年7月4日〕〔 時事通信 2015年7月4日〕。団体戦では決勝の韓国戦で2-2となった場面で登場すると、個人戦に続いてキムに隅落で勝利してチームを優勝に導いた〔光州ユニバ 日本経済新聞 2015年7月8日〕〔 時事通信 2015年7月8日〕。9月の全日本ジュニアではオール一本勝ちして2年連続3度目の優勝を果たした〔 時事通信 2015年9月13日〕。11月の講道館杯決勝では昨年のグランドスラム東京で敗れた稲森を有効で破り、今大会3連覇を達成した〔 時事通信 2015年11月7日〕。続くグランプリ・チェジュでは、5試合をオール一本勝ちしてIJFワールド柔道ツアー初優勝を飾った〔Grand Prix 2015 〕。12月のグランドスラム・東京では準々決勝でフランスのマリーヌ・エルブと対戦すると、反則負けの対象となる立ち姿勢から体を捨てた脇固めを仕掛けて7位に終わった〔グランドスラム東京2015 〕。4月の選抜体重別では準決勝で大学の8年先輩である田知本愛を有効で破るも、決勝でミキハウスの山部佳苗に指導2で敗れて2位にとどまった〔平成28年全日本選抜柔道体重別選手権大会 〕。 IJF世界ランキングは320ポイント獲得で35位(16/5/2現在)〔World ranking list 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「朝比奈沙羅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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