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木戸峠[きどだお]
木戸峠(きどだお、きどとうげ)は、山口県山口市仁保下郷および同阿東篠目の境界にある峠。旧石州街道上における周防(吉敷郡)・長門(阿武郡)国境の峠である。本州大分水界の峠でもあり、木戸峠から北は日本海へ流れる阿武川水系、南は瀬戸内海へ流れる椹野川水系となっている。 == 歴史 == 江戸時代以前、周防吉敷郡と長門阿武郡との間を結ぶ交通路には、吉敷郡仁保地から木戸峠を経由するルートのほか、吉敷郡上湯田から大峠(おおたお)を経由するルートがあったが、このうち木戸峠ルートが主要道とされており、山口と石見方面を結ぶ石州街道も木戸峠を通っていたと考えられている。峠の名称については、石州街道を阿武郡から山口方面へ行く旅人を検査する木戸(関所)が設けられたことに由来するとの説がある。 明治以降も木戸峠ルートが主要道とされ、国道に指定されていたが、昭和30年代に入ると、大峠ルート側に新たなバイパス道路が建設され、大峠の下を貫通する木戸山トンネルが完成した。これが現国道9号であり、以降、木戸峠ルートの交通量はほぼ皆無となった。 現在、木戸峠を経由するルートは林道のような状態となっており、二輪車愛好家らがダートコースとして時折通過するのみである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「木戸峠」の詳細全文を読む
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