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木材腐朽菌[もくざいふきゅうきん]
木材腐朽菌(もくざいふきゅうきん)とは、木材を腐朽(腐食による劣化)させる腐生菌のうち、特に、木材に含まれる難分解性のリグニン、セルロース、ヘミセルロースを分解する能力を持つもの。特にリグニンの分解は事実上この菌類のみに限られている。ダイオキシンもまた分解する事から利用が進められている。 == 概要 == 木材の腐朽は、台風等による枝折れや昆虫やげっ歯類のかじり跡により樹皮が傷付いたところに、第一次寄生菌と呼ばれる、でんぷんや糖質、その他の炭水化物を栄養源とするカビの胞子が付いて繁殖し、次に第二次寄生菌として、木材に含まれる難分解性のリグニン、セルロース、ヘミセルロースを分解する能力を持つ担子菌や子のう菌、不完全菌である木材腐朽菌が繁殖し、木材基質を分解することにより行われる。リグニン、セルロース、ヘミセルロースの分解生成物は、最終的に、バクテリアにより無機化される。 木材腐朽菌の中で、木材を白く変色させるものを白色腐朽菌、木材を褐色に変色させるものを褐色腐朽菌、白色腐朽菌や褐色腐朽菌が腐朽できないような、高含水率の木材の表面に軟化現象を起こさせるものを軟腐朽菌という。これらについて、以下において解説する。 一般に存在する木材腐朽菌の90%以上が白色腐朽菌であるといわれている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「木材腐朽菌」の詳細全文を読む
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