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木村達也 : ウィキペディア日本語版
木村達也[きむら たつや]

木村 達也(きむら たつや)は、森川ジョージ漫画作品及び、それを原作とするアニメ『はじめの一歩』に登場する架空の人物。アニメ版での声優藤原啓治
== 人物 ==
鴨川ボクシングジム所属のプロボクサー。本編の主人公、幕之内一歩の鴨川ジムの先輩に当たる。日本ジュニアライト級ランカー(単行本78巻時点では7位にランク)。生年月日は1971年10月10日。身長、リーチとともに171cm。戦績24戦15勝6敗3引き分け9KO。
青木勝とは幼稚園の頃からの幼馴染であり、親友兼悪友で共に高校中退。不良時代、青木と共に因縁を吹っ掛けた鷹村守にボクシングで負けた事をきっかけに鷹村に勝つため、鷹村のいる鴨川ジムに結果的に入門。練習を続けデビュー戦を初勝利後は更生し、以降は青木と共に鷹村とつるむようになった。鷹村からは2人まとめて「青木村」と呼ばれることも。
一人っ子であり、自宅で花屋を営む両親と3人暮らし。幼少時に父が自分が虐められた相手の親に抗議に行った際に、相手の父親に圧倒されて父が謝ってしまったことで一時険悪な態度を見せる。間柴戦前に敗戦の場合には引退を考えていた際に「花屋の息子が花の名前ぐらい覚えてないと、跡を継げない」と言うなど、家業を継ぐ意志はある模様。
野球に関しては相当な実力者であったようで、特に打者としての素質は元甲子園球児にも全く引けをとらない。しかし何でも思い通りになる世界に面白みを失ったことで、青木と共に野球への道をあっさり捨てた。バイクの運転は下手。
体格はライト級が適正だが、同じ階級にいる青木のために自ら減量が必要なジュニアライト級を選択するなど、友人思いな面もある。世渡りの上手いタイプで、鷹村の理不尽な要求を紙一重でかわすことが多い。自分に被害が及ばないように多数派意見に迎合する時も多い。同じ階級の間柴了沢村竜平の対戦に際し「潰しあい」とあからさまに喜んだことで両者と対戦経験のある一歩と一時的に冷戦状態になるが「俺たちベテランには数少ないチャンス」と正直に口にするあたり、シビアな世界観の持ち主でもある。
ボクサーとしては特に飛び抜けた才能を持っているわけではないが、冷静に相手を見極める姿勢を持つアウトボクサー。一歩とのスパーリングで完璧ではないが真田対策として「飛燕」もくり出すなど器用さも持ち合わせている。宮田一郎に「悪いところも無いが良いところも見当たらない」と言われていた〔森川ジョージ「Help!」『はじめの一歩 31』講談社、1996年1月17日、ISBN 4-06-312219-0、45頁。〕が、成長して宮田から「弱点は見当たらない、国内では相当ハイレベルなボクサー」と評される。考え過ぎて消極的な試合になることも多い。端正な顔立ちのため、人気が高い。
当時の日本ジュニアライト級王者・間柴了を相手にタイトルマッチに挑戦。ペットのアロワナ(かつて片想いをしていた女性の名前を付けている)がエサを捕る場面をヒントに「ドラゴンフィッシュ・ブロー」を開発した。試合ではフリッカージャブに打たれながらも間柴のスタミナが少なくなるまで待ち、さらに自身が打たれるのを覚悟で首から上を一切狙わず執拗にボディブローのみを狙い続ける作戦で間柴の意識をボディに釘付けにした所で、ボディを狙う低姿勢のままで間柴の頭を狙い打つオーバーハンドのドラゴンフィッシュ・ブローで間柴の顔面を撃ち抜き一逆転のダウンを奪う。その後も執拗なボディからのドラゴンフィッシュ・ブローで何度か間柴にダメージを与えKO寸前にまで追い込むが、自身もダメージが大きく遂にファイティングポーズをとったまま気を失って敗戦。試合後に記者達(アニメではジムの同門と会長達)の前で引退宣言をするが後悔する事を嫌がり、ボクシングを忘れられず、親の引き止めもあってリングネームを木村タツヤに改名してカムバック。後にフィリピンジュニアライト級王者のエレキ・バッテリーと2度対戦し2引き分けに終わり、間柴同様に宿敵となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「木村達也」の詳細全文を読む



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