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キクラゲ(木耳、木蛾、学名:''Auricularia auricula-judae'')は、キクラゲ目キクラゲ科キクラゲ属のキノコ。春から秋にかけて、広葉樹のニワトコ、ケヤキなどの倒木や枯枝に発生する。主に中国、日本、韓国などの東アジアで食用とされている。 == 名称 == 学名の内、属名はラテン語の「耳介」に由来する。種小名は「ユダの耳」で、ユダが首を吊ったニワトコの木からこのキノコが生えたという伝承に基づく。英語でも同様に「ユダヤ人の耳」を意味するJew's earという。この伝承もあってヨーロッパではあまり食用にしていない〔根田仁 『きのこミュージアム』 八坂書房、2014年、p.240〕。 日本では、従来''A. auricula'' (Hook.) Underw.という学名が用いられていたが、実際には上記の学名が優先権を持つことが判明した〔今関六也、大谷吉雄、本郷次雄他・増補改訂新版『山溪カラー名鑑 日本のきのこ』P.534(山と溪谷社、2011)〕。 日本語では漢名「木耳」(ムーアル、)の熟字訓できくらげと読ませるが、木に生えるクラゲ(水母)のような食感の食材という意味である。 地方名には、沖縄本島のみみぐい、鹿児島県沖永良部島のみんぐそ、奄美大島のみんぐり、大分県西臼杵郡のみみなばなどがあり、いずれも自生するアラゲキクラゲを耳と関連付けて呼んでいる。 朝鮮語では木耳を朝鮮音で読んだ(モギ)という。ベトナム語では、猫のきのこを意味する(ナムメオ)、または、木耳をベトナム語で音読みした(モッニー)という。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キクラゲ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Auricularia auricula-judae 」があります。 スポンサード リンク
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