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木骨閭 木骨閭(呉音:もくこちろ、漢音:ぼくこつりょ、拼音:Mùgŭlǘ、生没年不詳)は、柔然の始祖。木骨閭〔白鳥庫吉(1910年)は「木骨閭」を禿頭に関連するモンゴル語の「mukhur」(ムクル:円き、稜角をとれる)に比定したが、H.W.Haussig(1953年)は古代モンゴル語の「qur,qurt」(クル、クルト:虫。或は狼を指す隠語としての虫。)に比定し、柔然が狼をトーテムとし、且つその狼をqur(虫)と称した種族であったと説いた。《『騎馬民族史1』p218 注4》〕というのは、字(あざな)で、姓名は不明。木骨閭の意味は禿頭。これが柔然の可汗氏族、郁久閭(いくきゅうりょ、Yùjiŭlǘ)氏の語源となった。 == 生涯 == 鮮卑拓跋部の拓跋力微(在位:220年 – 277年)の末年、略奪に出た騎兵が一人の奴隷を捕えた。奴隷の頭髪は眉と同じ高さでそろっており、元の姓名を忘れていたので、奴隷の主人はその見た目(辮髪)からか“木骨閭”(ハゲ頭)という字を付けた。 木骨閭は壮年になると、奴隷から解放されて騎卒となった。 拓跋猗盧(在位:308年 - 316年)の時代、期限に遅れた罪を問われて斬刑に処せられるところ、広大な砂漠(ゴビ砂漠)や渓谷の間を逃げ隠れながら、刑罰から逃れた者たちを集めて、百人余りを得ると高車紇突隣部を頼った。 木骨閭が亡くなると、子の車鹿会が立った。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「木骨閭」の詳細全文を読む
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