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木鼓[もっこ]
木鼓(もっこ)とは、中国南部から東南アジア、メラネシア、ポリネシアなどの太平洋島嶼、アフリカ大陸や中央アメリカなどに広く分布する体鳴楽器の一種〔矢野1990、p.326。〕。木材の内部をくり抜いて空洞化したものを1~2本の桴で打奏することによって音を出す〔。
== 概要 == 木鼓は儀式を彩る楽器として、遠方の仲間と交信するための信号器として、戦争時の警報器として、娯楽から祭祀にいたる多種多様な目的で用いられる木製の音響器である〔大林、p.162。〕。名称は地域によって様々で、スリットゴング、スリットドラム、割れ目太鼓、タムタムなどと呼ばれる〔。 通常は割れ目のような細長い穴から内部を抉り出して作られるが、板材を張り合わせて作る場合もある〔。地面や架台に横置きにするタイプのもの、縦置きにして上端を手で支えるもの、紐で縦に吊るすものなど、形状も多岐に渡って各地に広く分布している〔。木魚やウッドブロックなどもこの一種となる〔楽器収蔵庫-17 - 藤倉。〕。大きさによって音の高低が変化し、大きいものほど音が低くなる。類似のものとしては竹鼓(竹筒鼓)などと呼ばれる、東南アジアなどで用いられる竹製の体鳴楽器がある〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「木鼓」の詳細全文を読む
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