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本郷館[ほんごうかん]
本郷館(ほんごうかん)とは、明治時代に文京区本郷に建てられた下宿屋である。2011年に建て替えられたため、現存していない。 == 概要 ==
東京大学の学生街である本郷には岐阜県出身者による下宿屋・旅館が数多く存在しており、本郷館もその中の一つである(昭和3年における東京市全体の下宿屋の3分の1以上が本郷区にあった。)。近隣の古くからの旅館や求道会館、求道学舎などの歴史的建造物と共に本郷ならではの景観を形成し、木村伊兵衛や都築響一といった写真家の被写体にもなった。 3階建て、延べ400坪、計70室余りを擁する巨大な木造下宿屋であり、下宿屋建築が隆盛をきわめた昭和初期の東京市において最大規模を誇っていた。レンガ積みの土台から3階の天井まで、20センチ角の大黒柱5本を通した頑丈な作りになっている。玄関を入るとすぐ正面の広間奥に上階への階段、この先の中庭と合わせ、この階段廻りに共同の水場・便所が設けられている。部屋は様々な広さに分けられ、中には洋間もあった。規模や形態の希少性から、国の重要文化財になる可能性を指摘する専門家もいた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「本郷館」の詳細全文を読む
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