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札幌市交通局600形電車(さっぽろしこうつうきょく600がたでんしゃ)とは、札幌市交通局が1949年(昭和24年)に導入した札幌市電の路面電車車両である。 == 概要 == 1949年(昭和24年)から1951年(昭和26年)にかけて、市営化後に導入された、単一型式の車両としては最大の20両が製造された。 日本車両BLA形の流れを汲む半鋼製低床ボギー車で、函館市交通局500形電車も同じグループである。 単車の2倍の収容力がある大型車で、戦後の復興輸送に貢献した。BLA形と比べ、車体は全溶接構造となっていたが、室内と屋根は木造の半鋼製車であった。また、電気暖房が初めて装備された。 登場当初の塗色は窓周りがクリーム、ほかはブルーであったが、「札幌スタイル」と呼ばれた330形の導入後、それに揃えたベージュとグリーンのツートーンに白ヒゲを付けた、現在の塗色に変更された。 高速電車(地下鉄)開業に伴う路線縮小の行われた1971年(昭和46年)12月に全車廃車となり、ワンマン改造は受けていない。集電装置は当初ポールであった。日本鉄道自動車で製造された616号のみ前面下部の排障器周辺の形状が他車とは異なっていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「札幌市交通局600形電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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