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朱ヘン[しゅへん]
朱楩(しゅへん、? - 1450年)は、明の皇族。明の太祖である洪武帝の18男。生母は周妃。 == 概要 == 異母兄に皇太子だった朱標や朱棣など多数。1391年に岷王に封じられる。1395年に雲南王に変更された。性格はいい加減かつ狂人的な一面があったとされる。封地には王宮も造らずにあばら家で過ごし、国政も顧みなかったという。このため父が亡くなって建文帝(朱允炆)が即位すると、その側近である方孝孺らによって狂気を理由にして真っ先に蕃王削減政策の標的とされ、取り潰されて庶人に落とされた上に漳州(福建省)に流罪とされた。 靖難の変が終わって異母兄の朱棣が永楽帝として即位すると復権する。しかし性格は全く改まることなく、礼節や法を破り、家臣や民衆を気分次第で殺したり勝手に印綬を偽造して命令を出したりするなどした。遂に永楽帝の怒りを招き、王の印綬を没収されて召還された。のちに罪は許されたが、権限はほとんど剥奪されて王位は名目的なものだけになり、王宮の創設すら許されなかったという。1450年に死去し、「荘王」と謚された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「朱ヘン」の詳細全文を読む
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