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来民開拓団[くたみかいたくだん] 来民開拓団(くたみかいたくだん)は、満州開拓団の一つで、熊本県鹿本郡来民町(現・山鹿市)の被差別部落南古閑地区〔『部落解放』第294~299号, p.94,98,104(解放出版社, 1989)〕の住人を中心に組織されたものである。入植地はハルピンの南西部。入植戸数は82戸、316人〔高橋、p.193。〕。なお、入植者の3割は被差別部落出身ではなかった〔高橋、p.194。〕。 == 歴史的意義 == 日本史上唯一の、国策によって行われた部落出身者中心の海外移住である。 長野県上高井郡の被差別部落でも全戸数41戸の満州移住が計画されたことがあるが、人口185人中103人が老人や子供で占められており、開拓団としては労働力が不足していたため、移住は実現しなかった〔高橋、p.195。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「来民開拓団」の詳細全文を読む
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