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来満峠(らいまんとうげ)は、青森県三戸郡田子町と秋田県鹿角市にある県境の峠。標高 611m == 概要 == 幕政時代、陸奥国三戸郡夏坂村と鹿角郡大湯村を結ぶ鹿角街道の峠の総称。 青森・秋田県境付近の四角岳(1003m)から与須毛堂森(840.8m)周辺までの山塊はかって来満山と呼ばれ、南部藩の諸旧記にも来方山、来万嶺と出ており、これを越えることを「ライマンを越える」といった。 夏坂村からのルートは、平野坂(田子町)を入り口とし、大柴峠(鹿角市)、小柴峠を頂部として明神坂を出口とする〔「北奥路程記」〕。 三戸・鹿角を結ぶ唯一の通路であったが難所が多く、冬は通行が途絶えた。 明治26年(1893年)以降、鹿角街道のルートが替わり廃道となった。
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