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東京都交通局1200形電車(とうきょうとこうつうきょく1200がたでんしゃ)は、かつて東京都交通局(都電)で使用されていた路面電車車両である。なお、本項では1200形の車体延長改造車である東京都交通局1500形電車についても併せて記述する。 == 1200形 == 1937年(昭和12年)から1942年(昭和17年)にかけて1201 - 1309の109両が製造された全長10メートル級の小型高床式ボギー車。先に登場した1000形と同様、老朽化が進んだ木造ボギー車の旧1000形の台車と電装品を流用している。 外観は1000形1086 - 1130から雨樋をなくして張り上げ屋根としたものとなった。これは、当時流行していた流線型の影響が見られるものである。この張り上げ屋根のデザインは後の6000形などにも引き継がれた。 新造された109両のうち45両が戦災により焼失したが、そのうち25両が更生復旧した。この更生復旧車は旧番号ではなく、既存車の続番となる1310 - 1334に改番された。 1948年(昭和23年)の改番により残存車64両は1201 - 1264、戦災復旧車は1265 - 1289となった。 1000形・1100形の1300形化で試験的に行われた車体大型化の本格対応は本形式を種車として行われることとなり、この結果1961年(昭和36年)以降46両が下述の1500形に改造されている。また1200形の原型は二枚折戸だが、1949年(昭和24年)3月以降に順次引戸に改造されている。 当初神明町、三ノ輪、錦糸堀に所属していたが、三ノ輪所属車は1949年から広尾と錦糸堀に移った。1964年(昭和39年)に14両が廃車となり、残存車は広尾に集中配置され、1967年(昭和42年)の都電第一次撤去に伴う車庫の廃止まで使用された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東京都交通局1200形電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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