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東京都交通局8500形電車 : ウィキペディア日本語版
東京都交通局8500形電車[とうきょうとこうつうきょく8500がたでんしゃ]

東京都交通局8500形電車(とうきょうとこうつうきょく8500がたでんしゃ)は、1990年平成2年)に登場した東京都交通局路面電車都電車両
== 概要 ==
1962年昭和37年)に登場した7500形以来、廃線などの縮小もあり、しばらく都電には新型車両が登場していなかったが、1990年に荒川線で老朽化した車両の置き換えおよび荒川線の活性化とイメージアップを目的に、28年ぶりの新型車両として、最初の1両である8501が落成した。
車体は全鋼製軽量構造によるもので、従来の7000形や7500形よりも車体の窓を大きくし、また、塗装もそれまでの都電と違って白をベースに車体下部に緑の帯を配した。走行機器には、都電では1954年(昭和29年)落成の6500形以来3車種目の採用となるカルダン駆動方式と、都電初のVVVFインバータ制御を採用した。そして、運転台には1軸2ハンドル式マスコンを装備した。
行先表示器は、正面が行灯(字幕)式、側面がLED式である。この形式から落成と同時にLED式車内案内表示器が1両につき4か所設置され、それぞれ運転席裏側と降車口上部に2か所ずつ設置されている。運転席裏側のものは乗車マナーなどを、降車口上部のものは駅名などを表示する。また、運転席裏側のものはデジタル時計(8501号を除く)を、降車口上部のものは地図式表示器を併設していたが、後者は後に使用されなくなった。
荒川線の車両としては初めて、登場当初から自動案内放送を流している。
スムーズな乗降を図り、乗車口を1,000mmの片開きドア、降車口を1,200mmの両開きドアとし、降車口を運転台のモニタで監視できるよう側面表示板の上部に収納式のカメラが設置された。床面高が他形式より30mm高いため、駅によってはホームとの段差が生じることがある〔都民の声2011年(平成23年)11月 都電荒川線の停留場のことについて 〕。
1992年(平成4年)に8502・8503、1993年(平成5年)に8504・8505のそれぞれ2両ずつが増備された。この増備車4両は前面の一部設計を変更し、新たに東京都のシンボルマークであるステンレス製の「いちょう」マークを装着したほか(8502・8503落成時に8501にも装着)、8503 - 8505には優先席以外の座席にもクロスシートが採用された。車内中央部には折りたたみ式の補助椅子が設けられていたが、後年撤去された。8501で採用された1軸2ハンドルマスコンは、運転士が運転操作しにくいなどといった理由から、8502以降はマスコンとブレーキハンドルが別個の2ハンドル式が採用され、後に8501も同様に改造された。また、8502を除く4両は後に集電装置をZ型パンタグラフからシングルアーム式パンタグラフに換装している。
計5両が荒川電車営業所に在籍する。登場当初は6000形6152(イベント用、2001年廃車)を除く荒川線の全車両を本形式で置き換える計画であったが、交通局の財政難などの理由から5両で製造が打ち切られた。その後、2009年(平成21年)から2010年(平成22年)にかけて8800形を導入することで、7500形を代替している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「東京都交通局8500形電車」の詳細全文を読む



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