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東国三社[とうごくさんしゃ] 東国三社(とうごくさんしゃ)は、関東地方にある鹿島神宮・香取神宮・息栖神社の総称。 == 概要 ==
三社はいずれも関東地方東部の利根川下流域に鎮座する神社である。古代、この付近には「香取海(かとりのうみ)」という内海が広がっていた。これら三社の鎮座位置はその入り口にあたり、うち鹿島社・香取社は大和朝廷の東国開拓の拠点として機能したと推測される(息栖社も拠点とする見方はあるが不詳〔『国史大辞典』(吉川弘文館)息栖神社項。〕)。 また、三社はいずれも『古事記』『日本書紀』における葦原中国平定に関する神(右表参照)を祀っている。うち息栖社主祭神・岐神は、記紀に記載はないが東国に導いたと伝えられる神であり、同社では天鳥船神を配祀する。 江戸時代には「下三宮参り」と称して、関東以北の人々が伊勢神宮参拝後にこれら三社を巡拝する慣習が存在したという〔『日本歴史地名体系 茨城県の地名』(平凡社)鹿島郡 息栖神社項。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東国三社」の詳細全文を読む
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