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東宮御所[とうぐうごしょ]
東宮御所(とうぐうごしょ)は、皇太子の居所である。現在の東宮御所は東京・赤坂の赤坂御用地にあり、皇太子徳仁親王、皇太子妃雅子、敬宮愛子内親王が住んでいる〔東宮御所・宮邸 宮内庁のウェブサイト、平成24年4月2日閲覧〕。 == 概要 == 東宮とは皇宮から見て東方に位置する宮であり、東は五行説で春に相当するため春宮(とうぐう/はるのみや)とも記され、易では長子を意味する震卦にあたることから、皇太子の住居とされた。さらに皇太子の家政機関として律令で春宮坊(とうぐうぼう)が定められていた。『職原抄述解』によると東宮は御座所を、春宮は官舎を呼んだもので、唐に皇太子付きの左春坊、右春坊という役所があったためそれに倣って春宮坊と呼んだものが、のちに混用されて皇太子自身を東宮とも春宮ともいうようになった〔『官職要解』(1902年(明治35年)) 和田英松〕。 東宮御所には古くは内裏内の昭陽舎(梨壺)を充てていたが、鎌倉時代以後は小御所で儀式を行うのが慣例であった。東京奠都後は天皇の御所とは別の場所に東宮御所が充てられるようになった。 東宮御所とは皇太子の御所を示す用語であり特定の場所を示すものではないが、現在は赤坂御用地内にある徳仁親王の御所を指すことが多い。 もともとは御料地などとともに皇室財産であった東宮御所であるが、敗戦と日本国憲法の発布後には日本国の所有に移され、国有財産たる皇室用財産として皇室の用に供せられている〔皇室関連施設 、宮内庁ウェブサイト、平成24年4月2日閲覧〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東宮御所」の詳細全文を読む
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