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東片端[ひがしかたは] 東片端(ひがしかたは)は、名古屋市東区にある地名。2012年9月時点で現存する地名である東片端町と、広域地名としての東片端交差点周辺地域をさす。 == 概要 == 東片端は空港線(国道41号)と外堀通が交わる東片端交差点とその周辺の呼称である。外堀通の南側は住居表示実施による町名変更により泉と町名が変更されてしまっている〔『なごやの町名』(名古屋市計画局 1992年3月31日発行)。 〕が、北側は現在でも東片端町の名を残している。古くから名古屋に住む人は、この辺りをかたはと呼ぶことも多い。「東片端(交差点周辺地域)」という用途で用いた場合の「東片端」は、町名としての「東片端町」のみならず「橦木町一丁目・二丁目」「泉一丁目・二丁目」なども併せた一帯を示す概念として用いられていることとなる〔ケヴィン・リンチ『都市のイメージ』におけるイメージアビリティ5要素のうち「ディストリクト(一定の2次元の広がりを持つエリア)」の意味合いが強く出た用法である(鉄道駅の利用者に対するわかりやすさ(日建設計総合研究所)参照)。ただし当地域にはディストリクトの中心となるような鉄道駅などは既に失われている状態である。〕。 清洲越しにより名古屋城が築城され城下町が形成されて以降、名古屋の街道の基点だった伝馬町札の辻からつながり、文字どおり名古屋城下からの東の出入り口として木曽街道(現国道41号に相当)や善光寺道(現国道19号に相当)とつながる場所であり、交通の要所として栄えた。明治以降も、市電の都心方向への乗り換え地点として交通の要所であったが、市電の廃止以後鉄道駅等はなく、従来そうであったような交通の要所としての意味合いは薄れてしまっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東片端」の詳細全文を読む
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