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東野氏[ひがしのし]
東野氏(ひがしのし)は、日本の氏族。清和源氏の末裔源為義十三世の孫、佐竹行重が祖であるとする説や、東野周防守行一を祖とする説などがある。 本貫とされる伊香郡余呉庄東野(現在の滋賀県長浜市余呉町東野)の他、滋賀県長浜市にも東野町(旧東浅井郡浅井町東野)〔各地の東野(ひがしの、とうの)、東野村の地名も参照〕という地名があり、当地の豪族東野氏が居住していたとされる館跡がある。 == 佐竹行重開祖説 == 東野太右衛門氏所蔵の系図によると、代々常陸国の領主であった佐竹氏は、行重の代に近江伊香郡東野に封じられ、東野豊前守正五位となった。しかしその後間もなく、信頼していた兄の佐竹義昭が、常陸の小山の合戦で討死との知らせを受けた行重は、世をはかなみ、比叡山に入り東野法師と号した。その後、出家を理由に家門が没収となるのを憂いた行重は、東野に戻り三千貫を領して東野氏の祖になったとする。 現在の長浜市余呉町東野にある、八幡神社境内横の高台に「東野豊前守の墓」と記された碑が立てられている。 ただし通説によると、ここで兄とされている佐竹義昭は佐竹氏の嫡流で第17代当主とされ、清和源氏ではあるが為義流ではなく義光流とされる。また小山は常陸国ではなく下野国にあり、義昭の没年は小山城を攻めた1562年ではなく、1565年となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東野氏」の詳細全文を読む
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