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杵屋佐吉 : ウィキペディア日本語版
杵屋佐吉[きねや さきち]
杵屋 佐吉(きねや さきち)は、江戸時代から続く長唄三味線方の名跡。代々長唄佐門会の家元を名乗る。
== 初代 ==
(生年不詳 - 文化4年11月4日1807年12月2日))
初世佐吉は、それまでの長唄の曲調を一変させた名人といわれる二世杵屋六三郎(俳名天滴)の門弟である。正本に初めてその名が登場するのは明和4年(1767年)の森田座顔見世で、その後、江戸中村座の「梅楓娘丹前」に出演している。天明2年(1783年)に市村座、寛政年度の桐座、都座以外はずっと中村座を活躍の場とし、囃子頭にもなっている。初めてタテ三味線になったのは、安永7年(1778年)2月中村座のメリヤス「龍月」。
安永9年(1780年)より大薩摩主膳太夫(三世)とコンビになり、数々の大薩摩曲を手がけた。また、天明元年(1781年)には、当時流行した拍子舞(三味線の拍子にのって役者が歌いながら踊る様式)の代表作、長唄・大薩摩掛合の「蜘蛛拍子舞」を作曲している。メリヤスにも長じ、メリヤスの代表作「黒髪」は天明4年(1784年)「大商蛙小島」初演の際使われた。
現在でも演奏される初世佐吉の作品は「蜘蛛拍子舞」「黒髪」「範頼道行」「高尾(もみじ葉)」。上演記録と本が残っている作品は「大江山(山入り)(千丈ヶ獄)」「雪持竹振袖源氏」「雲井花吉野壮士」「帰花雪義経」「唐相撲花江戸方」「清和二代寄源氏」。
文化4年(1807年)11月4日歿(墓誌)。享年は定かではない。なお、実子の浅吉は佐吉の名を継いでいない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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