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松井守男(まつい もりお、1942年 - )は、愛知県豊橋市出身でフランスコルシカ島在住の洋画家。日本人。 == 人物・来歴 == 1942年、豊橋にて出生。武蔵野美術大学造形学部油絵科を卒業した後、フランスに渡り、パリを拠点に制作活動を始めた。同地ではアカデミー・ジュリアンやパリ国立美術学校に学び、パブロ・ピカソとの出会いによって大きな影響を受ける。 以後、サロン・ド・メへの出品、ギャラリー・ベルネーム=ジュンネでの個展開催、エールフランスの機内デザインを手がけるなどの活動を展開するも、さまざまな苦悩や葛藤の中で1985年に2年半の歳月をかけ、自らの遺作と見なした『遺言』と題する作品を発表。この作品によって細かなタッチを面相筆で大画面に重ねて描く作風を確立し、以後さまざまなヴァリエーションを生む。 1997年にフェッシュ美術館(コルシカ・アジャクシオ)で個展を開催し、これを機にコルシカ島に拠点を移し、以後地中海西部の豊かな自然をモティーフとした作品を手がける。 2000年、フランス政府より芸術文化勲章、2003年にレジオンドヌール勲章を受章した。2005年の「愛・地球博」のフランス・ドイツ共同パビリオンの貴賓室にて作品が展示されたほか、2008年にはシャネル・ネクサス・ホール(東京・銀座)や、長崎の大浦天主堂などの史跡で個展が開催された。2008年のスペイン・サラゴサ万博にて再度フランス公式画家に選出された。 近年は長崎の五島列島、久賀島の旧田ノ浦小学校の校舎をアトリエとして制作活動を行い、『ノーモア長崎』など原爆被害を訴える作品を手がける。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「松井守男」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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