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板倉工法(いたくらこうほう、板倉構法) とは壁材に横板を用い、壁塗りを行わない簡素な木造建築の伝統工法である。中部の木曽川沿いや信州の山間部に多く見られるこの工法は、壁塗りを行わないため左官が必要なく、大工のみで建てることができたという〔板倉工法について 〕〔八ヶ岳山麓における板倉構法の類型とその特徴 〕。 施工の作業内容から、落とし板倉、落とし込み板壁工法とも呼ばれる〔「板倉構法(落とし込み板壁工法)」パーツリスト 〕〔「板倉の家(落とし壁工法)」ってどんな家? 〕。 近年筑波大学の安藤邦廣教授が規格化した板倉工法を提唱し、従来工法に代わり中小工務店等で施工例が増えつつある。 == 概要 == 木材の柱の側面に溝を彫り、その溝にそって横板を落としこむ。規格化された板倉工法では以下の手順で壁面を構築する。強度および防火性を確保するために板壁は6cm程度の厚みが必要であり、落とし込み板と木ずりの2重構造にすることで厚みを確保する〔板倉の家とは? 〕〔防火性能::100年住まう 板倉の家 木魂 〕〔板倉構法の防火構造の大臣認定(伝統木造研究会) 〕。 # 120mm角柱を通柱として約1mごと(規格上最大幅は2m)に立てる # 厚さ30mm、幅135mm、長さ910mmの落とし込み板(杉材)を通柱に掘られた溝に合わせて横に落としこんでいく # 厚さ24mm、幅150mmの木ずり(針葉樹材)を落とし込み板の外側に縦に並べる # 木ずりの外側から柱の両側に21mm×45mmの柱際板で補強する 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「板倉工法」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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