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枢軸国[すうじくこく]
枢軸国(すうじくこく、、、)とは、第二次世界大戦時に連合国と戦った諸国を指す言葉。ドイツ、日本、イタリア、フィンランド、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、タイなどソビエトを脅威と捉えていた反共主義国家が多く、連合国が承認していない国家としては、フィリピン第二共和国、ビルマ国、スロバキア共和国、クロアチア独立国、満洲国、中華民国南京政府などがある。 == 前史 == アドルフ・ヒトラー率いるナチ党政権下のドイツと、ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世国王の元、ベニート・ムッソリーニ率いるファシズム体制下のイタリア王国はどちらも類似した権威主義的体制であり、思想的に近いものがあった。しかし両国の関係は必ずしも良好ではなく、1934年にヒトラーとムッソリーニの初会談が行われたときも特に成果は生まれなかった。この会談直後の6月24日に、ハンガリー王国の首相ゲンベシュ・ジュラは、「ベルリンとローマとは、枢軸の両端を成している」と演説を行い、両国の関係が均衡状態であることがヨーロッパの平和につながると語っている〔斎藤孝『戦間期国際政治史』(1978年)、208p〕。しかし同年7月に、オーストリア・ナチス党主導によるオーストリアのドルフース首相の暗殺事件が起きると、ドイツとイタリアの間には緊張状態が生まれた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「枢軸国」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Axis powers 」があります。
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