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染織祭[せんしょくまつり] 染織祭(せんしょくまつり、せんしょくさい)とは、1931年(昭和6年)〜1951年(昭和26年)4月に、京都府京都市で行われた祭りである。祭りは染織を司る9つの神を奉る祭祀と女性時代衣装行列を含むパレードで構成されていた。京都の三大祭りである葵祭・祇園祭・時代祭とともに、春の京都を彩る盛大な祭りであったが、日中戦争の気運の高まりにより豪華絢爛は女性時代衣装行列は自粛され、祭りは祭祀のみ1951年(昭和26年)まで続いたものの、女性時代衣装行列は、1937年(昭和12年)以降、復興することはなかった。
== 起源 == 大正末年から昭和初期にかけて経済的な不況が続き、京都の基幹産業である染織業の振興を図るため、1930年(昭和5年)秋、官民有力者によって染織祭の計画が提唱されたのがはじまりである。ちょうど翌年の1931年(昭和6年)4月1日には市域が拡大され大京都市が誕生する祝賀ムードもあったため、この計画を具体化すべく取組みが進められた結果、佐上京都府知事、土岐京都市長、大澤京都商工会議所会頭によって正式に発表され、同年2月16日京都ホテルにおいて染織業界代表者参集のもと、染織祭の主体となる染織講社が創立された。〔山本花魂『染織祭グラフ』(1931)「解説」より参照。〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「染織祭」の詳細全文を読む
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