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柔道一直線[じゅうどういっちょくせん]
『柔道一直線』(じゅうどういっちょくせん)は、原作:梶原一騎、作画:永島慎二・斎藤ゆずるによる日本のスポーツ漫画、および、それを原作としたテレビドラマ。『週刊少年キング』(少年画報社)誌上に1967年から1971年まで連載された。全13巻。タイトルの通り、柔道を題材とした作品である。 斉藤仁ら当時少年だった柔道家の多くがこの作品のブームで柔道を始めた(後述)。柔道の知名度アップなどで当時の柔道界に果たした貢献度は大きいが、その反面「地獄車」など荒唐無稽な技が多く出てくるので増田俊也は『七帝柔道記』の中で「この作品が世間に歪んだ柔道観を持たせてしまった」と指摘している。 == 解説 == 1967年、少年キング連載。作画は当初永島慎二が担当していたが、原作者の梶原一騎と漫画観の相違が原因で降板、斎藤ゆずるが以降の作画を手がけた。連載時では未完のまま終了したが、後に大完結編として数回に分けて続きが掲載され、下記のような結末で終了した。なおこの大完結編は当時刊行された少年キングコミックス及び、サンケイ出版版では収録されず、長い間幻のエピソードとなっていたが、1991年に出版された宝島社の『いきなり最終回』2巻に大完結編の最終話が改めて収録された(表紙の原稿が紛失している為、斉藤ゆずる本人の筆によって当時の構図を忠実に描き下ろされている)。更に番外編として車周作の若き日のエピソードが聖日出夫の作画で数本発表されている。これ等の未単行本化エピソードは後にネコ・パブリッシング版の単行本で全て収録された。 作品の時代背景は1968年のメキシコシティオリンピックの前後に相当し、1972年のミュンヘンオリンピックを目指す日本勢を描いている。梶原一騎が『巨人の星』、『侍ジャイアンツ』と『柔道讃歌』で親子を描いたのに対し、本作では『あしたのジョー』と同様、師弟の絆を描いている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「柔道一直線」の詳細全文を読む
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