|
柳家 三三(やなぎや さんざ、1974年7月4日 - )は、神奈川県小田原市出身の落語家。落語協会所属。本名は蛭田 健司(ひるた けんじ)。神奈川県立小田原高等学校卒業。古典落語を得意とする。出囃子は『京鹿子娘道成寺』。愛称はミミちゃん。 「三三」の名はめずらしいが、古くは「さん三」と名乗った芸人がいた〔過去には、大正・昭和期の落語家3代目柳家つばめが名乗り、その実子の橘流寄席文字家元の橘右近も一時「さん三」を名乗った。〕。 == 人物・略歴 == 小学校1年生の時に、初めてテレビで落語(廓噺)を見て強い興味を覚える。中学生になって東京の寄席に通うようになる。勉強が大嫌いで、どうしたら勉強しなくて済むか学校に行かなくて済むかを考えて落語家を志す。入門に関しては、「フィーリング(後光)」を感じて中学2年の時に10代目柳家小三治に頼みに行って一度「高校ぐらいでなくちゃ」と断られ、高校卒業後の1993年(平成5年)3月に再度小三治の門を叩き入門を許される〔柳家三三 オフィシャルサイト「プロフィール」 〕。同年5月に楽屋入りし、前座となった(前座名は「柳家小多け」)。初高座は同年10月、新宿末広亭において『道灌』を演じた〔。 二つ目昇進は1996年(平成8年)で、名を「柳家三三」に改めた〔。 平均して1日1席以上、7席やったこともあり、2005年(平成17年)は430高座こなした。また師匠小三治によると落研など天狗連での経験が一切なく、小三治による純粋培養ともいわれている。 2006年(平成18年)1月に四派の若手同士で『平成噺し座』を旗揚げするが、同年真打に昇進したため、3月をもって卒業生第1号となった。 2007年(平成19年)公開の青春映画「しゃべれどもしゃべれども」(平山秀幸監督、佐藤多佳子原作)にて落語家役で主演した国分太一(TOKIO)に稽古をつけている〔。稽古を付けたネタは『火焔太鼓』『まんじゅうこわい』。 弟子に柳家小かじがいる。 最近は、上方噺家の桂吉弥との二人会を行なっている。2013年(平成25年)には柳家喬太郎との二人会を1月20日に、柳家喬太郎・桃月庵白酒との三人会を6月2日に行った。3日後の6月5日、東京お台場のライブハウス"Zepp DiverCity"で開催された初の落語会に喬太郎・白酒とともに出演している〔ニュースORICON STYLE「"Zepp"で初の落語会開催」(2013年6月6日) 2014年1月6日閲覧〕〔毎日新聞社とソニー・ミュージックが企画する落語会『渋谷に福来たる』は例年渋谷区文化総合センター大和田伝承ホールでおこなっていたが、2013年6月にZepp DiverCity Tokyoでおこなわれた落語会は『渋谷に福来たるSPECIAL Zepp落語 夏一番〜長講三席〜』と題する特別編として開催された。「"Zepp"で初の落語会開催」 〕。 2010年より小学館のビッグコミックオリジナルで連載中の落語漫画『どうらく息子』(尾瀬あきら)の落語監修を担当。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「柳家三三」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|